<14カ国目:カタール>初めて旅と仕事を天秤にかけた時
- 2015/11/06
- 05:18
現在、バーレーン・マナマ。クウェート行きの飛行機を待っています。
クウェートの次はヨルダン!!インディージョーンズ!!

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日本のお友達に紹介してもらった、スペイン人ハビの豪華すぎるマンションに居候させてもらっていたカタールでの日々。
毎日毎日楽しかった。これは確実にこの旅中のfavorite country上位に食い込みます。
彼が私にくれたものは、旅人としての思い出だけじゃない。
彼の仕事はお医者さん。
そして、ブログ上であまり具体的に言及したことなかったけれど、私も実はお医者さんです。
と言っても、初期研修を終えただけでスペシャリティーもなければ、自分一人でできることなんて何1つありません。
私がカタールに滞在中、障害者の陸上競技大会が開かれていました。次のパラリンピックの予選を兼ねているようでとても大事な試合。もちろん日本の選手もたくさん出場していました。
彼はその会場の待機ドクターをされていて、いいのか悪いのかわからないけど、、、、私を連れて行ってくれた。
整形外科志望の私。こんなに大きな試合のドクター達の仕事を見せていただけるとか願っても無いチャンス。
とりあえず設備がすごい!研修医時代に何度か市民マラソンの待機ドクターとかしたけどね、全然レベルが違う!(当たり前だ!!)
テンション上がってキョロキョロしちゃう。
スポーツの試合で活躍するのは整形外科医の中でも主にスポーツ医学を専門とする医師たち。
私が興味のある分野とはちょっと違うのだけど、スポーツドクター、かっこいい!!
ある程度見学させていただき、私は普通に競技を観戦した。

義足選手の高飛び。片足で2m以上飛んでしまう。圧倒される。見ていて一番面白かった。

目の見えない人たちにはガイドがついて走る。けどゴールした後に走って来た選手同士がバンバンぶつかる。(ガイドさんも疲れていて気が回らないのかな?)ちょっぴりヒヤヒヤ。

車椅子競技。スビード感があって迫力あり。
考えてみると、陸上競技をあまりじっくり観戦したことなかったし、ましてや障害者競技なんて見たことなかった。健常者の競技とは違った感動や驚きがある。
普通に参戦者としても楽しませてもらった。

ハビの同僚のドクターを何人か紹介してくださった。
驚くのが皆さん外国人。世界中から生え抜きのドクターが集めらているそうです。
皆さん英語でコミュニケーション。
その中に日本人の整形外科医がいらっしゃいました。Dr.S。
そして、ハビ、Dr,Sの計らいで、彼らが働く病院の見学、そしてなんとオペまで見学させていただくことができました!!
お2人が働く病院はスポーツ医学に特化した病院。患者さんの多くはプロのアスリート。
カタール国内のみならず、各国からトップクラスのアスリートが受診されるそうです。
そんな病院だから、リハビリ施設が充実。日本のリハビリ室が正直おもちゃに見えるくらい、ハイテクな機器がたくさん並んでいる。病院の横にはグランドやアリーナが直結。
リサーチのための測定器具なんかもたくさん置いてありました。
(たくさん写真撮らせていただきましたが、載せていいのかわからないので、載せていません。)
そして、なんとDr.Sが手術も見学できるように手配してくださいました。
ただでさえバカなのに、このブランクで全てが真っ白。しっかり予習していったらきっともっともっと勉強になったと思う。
Dr.Sが英語で他のスタッフとコミュニケーションをとりながらオペをしている様子。
とても素敵だったし、いつか自分もこんな環境で働きたい。
、、、、海外で医師がしたい。
私は小さい頃から海外で英語を使って働きたいと思っていた。(英語のレベルはそんなに自慢できるものじゃないけど、英語を喋ることが大好き。)
だけど、医学を勉強しているうちはそれはなかなか難しい気がしてきた。
自分の中で妥協案作ったり、そもそも諦めた。
でも今回、Dr.Sの働く姿を目の当たりにして、自分もこんな風に海外で活躍してみたいって強く思った。
夕食に手料理をご馳走になった。タイの焼いたの。スズキの漬けに日本のモチモチの白いご飯。
感動。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ご飯を食べながらたくさんお話を雨が買ったけど、そこで思ったこと。
やはり相当な努力が必要だ、ということ。
そして彼には、こういう医師になりたい、こんなことを専門にしたい、というブレない信念と目標があった。
私にはまだそれがない。興味がある疾患や、やってみたいオペが具体的にない。
そういうのがあれば、自然にそこに向かって打ち込めるのでは?先生の言葉は今までにも何度か言われたことがあった。けど実際の先生の活躍を目の当たりにした直後だっただけに結構心に残った。
さて、もし私が ”海外で医者をする”って目標を掲げたなら、今すぐ帰って医師としての知識と経験を積み重ねて、早く専門医の資格を取って、、、てしていくことが今一番必要なこと。
だからこうして旅をしている時間はただの遠回り。
だけど、私には医師として何か成し遂げたいことがあるわけじゃない。そしてそれなしにここで日本に帰って働くことは決して楽じゃないと思う。
かといって、それを適当に見つけて自分を騙して働くのも私にはできない。
何か劇的にこの旅を超えるほどのものを見つけて帰国を選んだなら、その時が私の旅の最終地点。
でも今はそういう気持ちにはなれない。ここで日本に帰って仕事したら、旅はただの中断。
病院を見学させていただいてから数日、考えてみて出たけれど私の心のうちはこれ。
悩む時点でまだ心が決まってないんだよね。本当に帰って仕事したくなったのなら、もう飛行機のチケット買って帰っていると思う。
もう少し旅を続けます。でもこれを機にちょっぴり帰ってからの自分を意識して旅をしていくことができそう。
ハビ、Dr.Sをはじめカタールでたくさんの経験をさせてくれたたくさんの方々にたくさんの感謝を。
(プライバシーと掲載許可取ってないので写真少ないです。ごめんなさい。)
クウェートの次はヨルダン!!インディージョーンズ!!

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日本のお友達に紹介してもらった、スペイン人ハビの豪華すぎるマンションに居候させてもらっていたカタールでの日々。
毎日毎日楽しかった。これは確実にこの旅中のfavorite country上位に食い込みます。
彼が私にくれたものは、旅人としての思い出だけじゃない。
彼の仕事はお医者さん。
そして、ブログ上であまり具体的に言及したことなかったけれど、私も実はお医者さんです。
と言っても、初期研修を終えただけでスペシャリティーもなければ、自分一人でできることなんて何1つありません。
私がカタールに滞在中、障害者の陸上競技大会が開かれていました。次のパラリンピックの予選を兼ねているようでとても大事な試合。もちろん日本の選手もたくさん出場していました。
彼はその会場の待機ドクターをされていて、いいのか悪いのかわからないけど、、、、私を連れて行ってくれた。
整形外科志望の私。こんなに大きな試合のドクター達の仕事を見せていただけるとか願っても無いチャンス。
とりあえず設備がすごい!研修医時代に何度か市民マラソンの待機ドクターとかしたけどね、全然レベルが違う!(当たり前だ!!)
テンション上がってキョロキョロしちゃう。
スポーツの試合で活躍するのは整形外科医の中でも主にスポーツ医学を専門とする医師たち。
私が興味のある分野とはちょっと違うのだけど、スポーツドクター、かっこいい!!
ある程度見学させていただき、私は普通に競技を観戦した。

義足選手の高飛び。片足で2m以上飛んでしまう。圧倒される。見ていて一番面白かった。

目の見えない人たちにはガイドがついて走る。けどゴールした後に走って来た選手同士がバンバンぶつかる。(ガイドさんも疲れていて気が回らないのかな?)ちょっぴりヒヤヒヤ。

車椅子競技。スビード感があって迫力あり。
考えてみると、陸上競技をあまりじっくり観戦したことなかったし、ましてや障害者競技なんて見たことなかった。健常者の競技とは違った感動や驚きがある。
普通に参戦者としても楽しませてもらった。

ハビの同僚のドクターを何人か紹介してくださった。
驚くのが皆さん外国人。世界中から生え抜きのドクターが集めらているそうです。
皆さん英語でコミュニケーション。
その中に日本人の整形外科医がいらっしゃいました。Dr.S。
そして、ハビ、Dr,Sの計らいで、彼らが働く病院の見学、そしてなんとオペまで見学させていただくことができました!!
お2人が働く病院はスポーツ医学に特化した病院。患者さんの多くはプロのアスリート。
カタール国内のみならず、各国からトップクラスのアスリートが受診されるそうです。
そんな病院だから、リハビリ施設が充実。日本のリハビリ室が正直おもちゃに見えるくらい、ハイテクな機器がたくさん並んでいる。病院の横にはグランドやアリーナが直結。
リサーチのための測定器具なんかもたくさん置いてありました。
(たくさん写真撮らせていただきましたが、載せていいのかわからないので、載せていません。)
そして、なんとDr.Sが手術も見学できるように手配してくださいました。
ただでさえバカなのに、このブランクで全てが真っ白。しっかり予習していったらきっともっともっと勉強になったと思う。
Dr.Sが英語で他のスタッフとコミュニケーションをとりながらオペをしている様子。
とても素敵だったし、いつか自分もこんな環境で働きたい。
、、、、海外で医師がしたい。
私は小さい頃から海外で英語を使って働きたいと思っていた。(英語のレベルはそんなに自慢できるものじゃないけど、英語を喋ることが大好き。)
だけど、医学を勉強しているうちはそれはなかなか難しい気がしてきた。
自分の中で妥協案作ったり、そもそも諦めた。
でも今回、Dr.Sの働く姿を目の当たりにして、自分もこんな風に海外で活躍してみたいって強く思った。
夕食に手料理をご馳走になった。タイの焼いたの。スズキの漬けに日本のモチモチの白いご飯。
感動。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ご飯を食べながらたくさんお話を雨が買ったけど、そこで思ったこと。
やはり相当な努力が必要だ、ということ。
そして彼には、こういう医師になりたい、こんなことを専門にしたい、というブレない信念と目標があった。
私にはまだそれがない。興味がある疾患や、やってみたいオペが具体的にない。
そういうのがあれば、自然にそこに向かって打ち込めるのでは?先生の言葉は今までにも何度か言われたことがあった。けど実際の先生の活躍を目の当たりにした直後だっただけに結構心に残った。
さて、もし私が ”海外で医者をする”って目標を掲げたなら、今すぐ帰って医師としての知識と経験を積み重ねて、早く専門医の資格を取って、、、てしていくことが今一番必要なこと。
だからこうして旅をしている時間はただの遠回り。
だけど、私には医師として何か成し遂げたいことがあるわけじゃない。そしてそれなしにここで日本に帰って働くことは決して楽じゃないと思う。
かといって、それを適当に見つけて自分を騙して働くのも私にはできない。
何か劇的にこの旅を超えるほどのものを見つけて帰国を選んだなら、その時が私の旅の最終地点。
でも今はそういう気持ちにはなれない。ここで日本に帰って仕事したら、旅はただの中断。
病院を見学させていただいてから数日、考えてみて出たけれど私の心のうちはこれ。
悩む時点でまだ心が決まってないんだよね。本当に帰って仕事したくなったのなら、もう飛行機のチケット買って帰っていると思う。
もう少し旅を続けます。でもこれを機にちょっぴり帰ってからの自分を意識して旅をしていくことができそう。
ハビ、Dr.Sをはじめカタールでたくさんの経験をさせてくれたたくさんの方々にたくさんの感謝を。
(プライバシーと掲載許可取ってないので写真少ないです。ごめんなさい。)