<83カ国目;パナマ>実況中継・パナマ運河
- 2018/05/11
- 17:17
こんにちは。
現在、メキシコ・カンクン。
ついに帰国の日となりました。まだまだここから長いんですけどね。。。
いやー、本当に大満足の3年間世界一周でした。
思い出に浸りながら飛行機でしみじみしたいと思います。

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世界一周ブログんランキングに参加中。
1日1クリックで応援宜しくお願いします。
さて、パナマといえば、パナマ運河。
これをみにパナマに来たからね、行かないわけにないきませんね。
パナマ運河には3つの水門がありますが、パナマシティから一番近い、ミラフローレス水門に行って来ました。


パナマシティに近いだけあって、博物館やレストランを兼ねそろえた、一大観光スポットになっております。
てか、パナマの国自体、このパナマ運河の収入が大部分を占めているようですから。

水門を渡る船をみる観覧席までございます。
全長80キロの運河か開通したのは1913年のこと。
この運河を建設したのはなんとアメリカ!
アメリカ南部での金の採掘が盛んになり、この金や労働者を運ぶための航路がどうしても欲しかった。
結構やり方汚い。
まず、パナマ運河を建設するために、1903年当時パナマを統治していたコロンビアに軍事干渉をして、傀儡政権を立てる。
そして、パナマをコロンビアから独立させ、その15日後には、パナマ条約を締結させその利権はアメリカのものとなった。
その利権がパナマに戻ったのは、なんと1999年12月31日。
それまで、膨大な利益はアメリカのものとなっていた。
世界一周していて思うけど、アメリカってちょいちょいこういう悪知恵はたらかせるね。。。
アメリカ人のバックパッカーもちょっとお行儀悪いね。みんながみんなじゃないけど。
現在、その利権はパナマに戻り、莫大なお金がパナマに落ちるようになった。
その恩恵で、現在のパナマは急速な発展を遂げており、びっくりするような大都会!!


うちのおとうさんが好きなねじねじのせんべいみたいなビルあった。
さて、話を運河に戻します。
併設の博物館には、建設工事の様子や、運河の仕組みなどが詳しく説明されています。

パナマ運河の生き物たちコーナーに

パナマ運河操縦シミュレーターまで。船好きにはたまらんでしょ。
このパナマ運河を作ったのは、世界各地から集められた労働者たち。
原住民のほか、ヨーロッパやアジアからの労働者もたくさんいた。

彼らを苦しめたのはマラリア。

そのマラリア予防対策に尽力した医学博士。名前忘れた。
ところで、このパナマ運河の水、淡水でしょうか?海水でしょうか??
ちなみに地中海を紅海をを結ぶスエズ運河の水は海水です。
正解は、、、淡水なんです。
スエズ運河は地中海を直結させたので海水が流れています。
しかし、大西洋と太平洋の間には山脈があり、この山を海面下まで掘り進めることができませんでした。
そこで、周囲の山々から流れる川を集めて人工湖を作りました。
そして、そのダムに向かって大西洋側と太平洋側から水路をつなぎました。だから淡水。
そのため、パナマ運河には最大で26メートルの海抜差があります。
だからこうして、途中で水門を作りエレベーターのように船を持ち上げたり下げたりする必要があるのです。
私が見物バルコニーに行くとちょうど船が水門を超えるところでした。
水門が開いて、船が入って来ました。

船が入りきると後ろの水門が閉まります。

1隻だけじゃなくて、小さな船もいくつか入ってます。
水門が閉まると注水開始。
船の水位がみるみる上がって来ます。
動画はインスタグラム→kumanezumichan
これが思った以上に時間が掛からない。
私、1時間くらいかけでじわじわあげるのかなぁと思ったら、15分くらいで水位が隣の層と同じくらいになります。
水位が高い方の水槽から、低い方の水槽に注水されて、水位が同じになる。
水位が同じになったら水門が開いて船が先へと進んでいきます。


これは、注水前の水位の差。写真でわかりますかね?
これね、めちゃくちゃ面白い!!
ずっと見ていられる。
このミラフローレス水門では、この水位調整が2回ある。
(この先にもう1か所水槽があって、また同じように水門を閉鎖して、注水して、水位が上がったら門が開く)
この水門を越えるのには大体1時間くらいかかっていた。
パナマ運河全体を航行するには大体8〜10時間ほどかかるそうです。
このパナマ運河がなかったら、南米大陸をぐるーっと迂回しなければならない。
時間も燃料もどれだけ節約されるんだろう。。。
船が水門を越える間、実況中継の放送がかかっています。(英語とスペイン語。)
船の名前、どこの船籍で何を積んでいるとか、どこを目指しているとか。。。
通航料まで暴露。この船は、55000ドル(約600万円)だって!
うそやん!!って思ったけど、それでもここを通るんだから、南米を迂回するよりお得なんでしょうね。
そしてそれが年間15000隻通るんだから。。。お金がチャリンチャリン落ちてくるね。
ちなみに、この価格設定は、パナマに変換されてからのもの。アメリカ統治時代はもう少し安かったらしい。
水門を通るときね、バルコニーにいる人と、船に乗っている人たちが手を振り合うの。
なんかめっちゃいいね。
中には、こんなプライベートなヨットまで。

奥側の水路だったから写真遠いね。。。
いいなー。こうやって世界中旅行しているんだろうな。。。
でもヨットは揺れるからいいや。
船が越える様子をもう一回見たかったんだけど、この船が今日の最後だったみたい。
いいタイミングで見ることができてラッキーだった。
やっぱり私、海運も興味がるのね。。。
いつか、この運河を船に乗って渡ってみたいな。(大型船に限る。)

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現在、メキシコ・カンクン。
ついに帰国の日となりました。まだまだここから長いんですけどね。。。
いやー、本当に大満足の3年間世界一周でした。
思い出に浸りながら飛行機でしみじみしたいと思います。

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さて、パナマといえば、パナマ運河。
これをみにパナマに来たからね、行かないわけにないきませんね。
パナマ運河には3つの水門がありますが、パナマシティから一番近い、ミラフローレス水門に行って来ました。


パナマシティに近いだけあって、博物館やレストランを兼ねそろえた、一大観光スポットになっております。
てか、パナマの国自体、このパナマ運河の収入が大部分を占めているようですから。

水門を渡る船をみる観覧席までございます。
全長80キロの運河か開通したのは1913年のこと。
この運河を建設したのはなんとアメリカ!
アメリカ南部での金の採掘が盛んになり、この金や労働者を運ぶための航路がどうしても欲しかった。
結構やり方汚い。
まず、パナマ運河を建設するために、1903年当時パナマを統治していたコロンビアに軍事干渉をして、傀儡政権を立てる。
そして、パナマをコロンビアから独立させ、その15日後には、パナマ条約を締結させその利権はアメリカのものとなった。
その利権がパナマに戻ったのは、なんと1999年12月31日。
それまで、膨大な利益はアメリカのものとなっていた。
世界一周していて思うけど、アメリカってちょいちょいこういう悪知恵はたらかせるね。。。
アメリカ人のバックパッカーもちょっとお行儀悪いね。みんながみんなじゃないけど。
現在、その利権はパナマに戻り、莫大なお金がパナマに落ちるようになった。
その恩恵で、現在のパナマは急速な発展を遂げており、びっくりするような大都会!!


うちのおとうさんが好きなねじねじのせんべいみたいなビルあった。
さて、話を運河に戻します。
併設の博物館には、建設工事の様子や、運河の仕組みなどが詳しく説明されています。

パナマ運河の生き物たちコーナーに

パナマ運河操縦シミュレーターまで。船好きにはたまらんでしょ。
このパナマ運河を作ったのは、世界各地から集められた労働者たち。
原住民のほか、ヨーロッパやアジアからの労働者もたくさんいた。

彼らを苦しめたのはマラリア。

そのマラリア予防対策に尽力した医学博士。名前忘れた。
ところで、このパナマ運河の水、淡水でしょうか?海水でしょうか??
ちなみに地中海を紅海をを結ぶスエズ運河の水は海水です。
正解は、、、淡水なんです。
スエズ運河は地中海を直結させたので海水が流れています。
しかし、大西洋と太平洋の間には山脈があり、この山を海面下まで掘り進めることができませんでした。
そこで、周囲の山々から流れる川を集めて人工湖を作りました。
そして、そのダムに向かって大西洋側と太平洋側から水路をつなぎました。だから淡水。
そのため、パナマ運河には最大で26メートルの海抜差があります。
だからこうして、途中で水門を作りエレベーターのように船を持ち上げたり下げたりする必要があるのです。
私が見物バルコニーに行くとちょうど船が水門を超えるところでした。
水門が開いて、船が入って来ました。

船が入りきると後ろの水門が閉まります。

1隻だけじゃなくて、小さな船もいくつか入ってます。
水門が閉まると注水開始。
船の水位がみるみる上がって来ます。
動画はインスタグラム→kumanezumichan
これが思った以上に時間が掛からない。
私、1時間くらいかけでじわじわあげるのかなぁと思ったら、15分くらいで水位が隣の層と同じくらいになります。
水位が高い方の水槽から、低い方の水槽に注水されて、水位が同じになる。
水位が同じになったら水門が開いて船が先へと進んでいきます。


これは、注水前の水位の差。写真でわかりますかね?
これね、めちゃくちゃ面白い!!
ずっと見ていられる。
このミラフローレス水門では、この水位調整が2回ある。
(この先にもう1か所水槽があって、また同じように水門を閉鎖して、注水して、水位が上がったら門が開く)
この水門を越えるのには大体1時間くらいかかっていた。
パナマ運河全体を航行するには大体8〜10時間ほどかかるそうです。
このパナマ運河がなかったら、南米大陸をぐるーっと迂回しなければならない。
時間も燃料もどれだけ節約されるんだろう。。。
船が水門を越える間、実況中継の放送がかかっています。(英語とスペイン語。)
船の名前、どこの船籍で何を積んでいるとか、どこを目指しているとか。。。
通航料まで暴露。この船は、55000ドル(約600万円)だって!
うそやん!!って思ったけど、それでもここを通るんだから、南米を迂回するよりお得なんでしょうね。
そしてそれが年間15000隻通るんだから。。。お金がチャリンチャリン落ちてくるね。
ちなみに、この価格設定は、パナマに変換されてからのもの。アメリカ統治時代はもう少し安かったらしい。
水門を通るときね、バルコニーにいる人と、船に乗っている人たちが手を振り合うの。
なんかめっちゃいいね。
中には、こんなプライベートなヨットまで。

奥側の水路だったから写真遠いね。。。
いいなー。こうやって世界中旅行しているんだろうな。。。
でもヨットは揺れるからいいや。
船が越える様子をもう一回見たかったんだけど、この船が今日の最後だったみたい。
いいタイミングで見ることができてラッキーだった。
やっぱり私、海運も興味がるのね。。。
いつか、この運河を船に乗って渡ってみたいな。(大型船に限る。)

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