<81カ国目;ブラジル>もう身も心もバスも限界じゃ!
- 2018/04/14
- 23:12
こんにちは。
現在、コロンビア・メデジン。
マクラメの先生見つけちゃったの。絶賛沈没中。

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1日1クリックで応援宜しくお願いします。
24時間で到着予定だったマナウス行きのバスは、3日目の朝を迎えてもまだぬかるむ道を走っていた。
まだまだ先は長い。
前を乗用車が走っているのだが、こいつがまぁしょっちゅうスタックする。
車高が低いからバスでは問題ない道でも、あっさりすんなりはまってしまう。

その度に、うちのバスの男性陣が降りて行って救出する。
助けないわけにはいかないのです。困った時はお互い様。
てかね、この車、うちらが後ろ走っていなかったらどうしようもなかっただろうに。。。
ぼろくそわーげん、、、
ちなみに子連れのお母さんと運ちゃんはいい関係になってしまいました。
走行中もお母さんは、運ちゃんの横にずっといます。(写真の女性)
相変わらず、うちらも1時間に1回はスタック。

はい。これは、もう自分たちはどうしようもないやつ。
最初のうちはスタックしてもクーラーつけていて暮れたんだけどね、、、たぶんもうガソリンもないんだと思う。
エンジン切。日中は30度を超えるアマゾンの森の中。とにかく暑いしジメジメ。
みんなで外の木陰に座って待つ。
運転手さんが茂みに入ってバナナの葉っぱを取って来て暮れた。
なんだろうと思えば、、、うちわだそうです。
ひたすら、車が通るのを待つ。
遠くからエンジン音が聞こえて来て、やったー!!!車だーー!!!って喜んだあとに、
目の前を通るのが、バイクだった時の絶望感ときたら、、、
結局3時間くらい待ってトラックが通り引っ張ってもらえた。
車内には、ウォーターサーバーがあったけど、もうこの頃にはすっからかん。
自分たちでドライブインで調達するけど、次にドライブインに行けるのはいつなのかわからない。
しばらく順調に走っていたら、、、前方に人だかり。

同じ会社の反対方向、マナウス→ポルトベリョ行きのバスが故障している。
どれだけ止まっていたのかわからないけど、飲み水を分けて欲しいと言われる。
うちらも、有り余っているわけではないけど、私たちあと数時間で街に入るのですぐに調達できる。
できる限り分けてあげたら、お菓子をくれた。
てかね、この先かなりやばいよ。この時点で水切れしたり、エンジン壊れてるとか、先が危うすぎるよ。
”ポルトベリョから、ここまで何時間掛かった?”
って聞かれたから、
”2 dias (2日)" って答えたら、
”horas!! (何時間って聞いてんの!!)"
みたいに聞かれたから、
“48 horas!!" て答えたら絶句してた。
”この先は、だいぶ楽だよ。”乗客の1人が教えてくれた。
そんなおしゃべりをしていたら、我らが運ちゃんが故障を直した!!
行くの? 行くんですか、あのバスで、、、幸運を祈ります。
教えてくれた通り、私たちが進む道はだいぶコンディションが良くなった。

もしかしたら、今日中にマナウスに着けるかな、、、なんて思ったらね、、、
バスがいきなり止まった。
運ちゃんが、バケツを持って道路の横を流れている川に走って水を汲みに行った。
それをエンジンにかけたのか、じゅわーーーーー!!!って行って水蒸気が上がってる。。。
嘘でしょ?!?!?
せっかく道が良くなったのに、今度はエンジントラブルですか?!?!?
水かけまくって、温度が下がるのを待つ。これまた数時間。
ああ、今日中につかないね。
しばらく走ったら、また、水かけてじゅわーーー。しばらく待つ。
真夜中に、マナウス行きのフェリーが出る港に着いた。
運ちゃんのお友達なのか、閉まっていたレストランを開けてくれて、夕食。
スープしかないけどね。
そしてありがたいことに、トイレについている水シャワーを貸してくれた。
みんな、泥と汗を流して、この日も車内でお泊まり。もう3泊目。
この日の対岸に渡るフェリーは全て終わってしまったみたい。
運ちゃんとお母ちゃんは私の隣の席で抱き合って寝てるんですけど。
でもね、運ちゃん本当に頑張ってくれてるから、もうとがめる気にもならんわ。
翌朝、ついにフェリーに乗り込んだ。

マナウス観光のハイライト、2つの川の合流点、見えちゃったんですけど。

30分ほどで、マナウスに到着。
やったーあと少しでバスターミナル。
道路が舗装してあるよ。
でも、、、完全にギアチェンジができなくなっている模様。
客席から見てても、運ちゃんがすごい力づくでギアチェンジしているのが見えてて、
折れるんじゃないか心配してんたんだけど、、、ついにギアも行かれたようだ。
舗装された道をビュンビュン走る車を横目に、、、すんげーーーちんたら走るバス。
歩行者が、目をまんまるくしてうちらのバスを目で追っている。
戦地から帰って来たんですか?みたいな風貌になってますから。
それでもなんとか、バスターミナルに到着。
みんなでサヨナラして、私は宿に向かった。
運ちゃんにチップ渡そうと思ったんだけどね、ついた瞬間いなくなった。
相当疲れていたんだろうな、、、
バスもね、もうボロッボロ。(写真撮ればよかったな。。。)
最初から古かったけど、バンパーなくなってるし。
このバス、修理してまた使うのかな?ってレベル。
映画のワンシーンかよ、って感じ。
ボロッボロの機体でなんとか無事帰還しました!!みたいな。
でもとにかく、無事に着いてよかった。
確かに疲れたけどね、それを通り越してどうにでもなれ!っていう境地に達するとね、もう何もかもが面白かった。
携帯が通じなかったり通信手段がないことが最初は心配だったけどね、なんとかなるんだな、って。
携帯電話がなかった20年前くらい前はこれが普通だったんだよな、って。
時間もね、予定通りじゃないことに落ち着かなくなるけどね、これだけ遅れるともうどうでも良くなるね。
時間を気にしなくなる瞬間っていうのも、この文明社会に生きていたらなかなかない。
あとは運転手さんもすごかったと思うよ。
前歯全くないし、乗客といい感じになっちゃう奴だったけど、ちゃんと仕事はしていた。
常に泥まみれ、汗まみれだったけど、嫌な顔1つせず、他の車を助けたり、夜な夜な運転したり。
運転して、ぬかるみから車持ち上げて、故障まで直すんだから。
ほんと、脱帽だよ。
24時間予定のバスは、72時間後に目的地に到着。
”マナウスに着いたら連絡してね”、と言われていたダマリスちゃんからメールが来てた。
宿に着くなり、”3日かかったの。”って返信したんだけどね、
”知ってる。心配になってバス会社に問い合わせたら遅れてるって言われた。”と。
なんだかありがたいね。
3日に及ぶ大アドベンチャー、無事生還!めっちゃ楽しかった!!!

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車高が低いからバスでは問題ない道でも、あっさりすんなりはまってしまう。

その度に、うちのバスの男性陣が降りて行って救出する。
助けないわけにはいかないのです。困った時はお互い様。
てかね、この車、うちらが後ろ走っていなかったらどうしようもなかっただろうに。。。
ぼろくそわーげん、、、
ちなみに子連れのお母さんと運ちゃんはいい関係になってしまいました。
走行中もお母さんは、運ちゃんの横にずっといます。(写真の女性)
相変わらず、うちらも1時間に1回はスタック。

はい。これは、もう自分たちはどうしようもないやつ。
最初のうちはスタックしてもクーラーつけていて暮れたんだけどね、、、たぶんもうガソリンもないんだと思う。
エンジン切。日中は30度を超えるアマゾンの森の中。とにかく暑いしジメジメ。
みんなで外の木陰に座って待つ。
運転手さんが茂みに入ってバナナの葉っぱを取って来て暮れた。
なんだろうと思えば、、、うちわだそうです。
ひたすら、車が通るのを待つ。
遠くからエンジン音が聞こえて来て、やったー!!!車だーー!!!って喜んだあとに、
目の前を通るのが、バイクだった時の絶望感ときたら、、、
結局3時間くらい待ってトラックが通り引っ張ってもらえた。
車内には、ウォーターサーバーがあったけど、もうこの頃にはすっからかん。
自分たちでドライブインで調達するけど、次にドライブインに行けるのはいつなのかわからない。
しばらく順調に走っていたら、、、前方に人だかり。

同じ会社の反対方向、マナウス→ポルトベリョ行きのバスが故障している。
どれだけ止まっていたのかわからないけど、飲み水を分けて欲しいと言われる。
うちらも、有り余っているわけではないけど、私たちあと数時間で街に入るのですぐに調達できる。
できる限り分けてあげたら、お菓子をくれた。
てかね、この先かなりやばいよ。この時点で水切れしたり、エンジン壊れてるとか、先が危うすぎるよ。
”ポルトベリョから、ここまで何時間掛かった?”
って聞かれたから、
”2 dias (2日)" って答えたら、
”horas!! (何時間って聞いてんの!!)"
みたいに聞かれたから、
“48 horas!!" て答えたら絶句してた。
”この先は、だいぶ楽だよ。”乗客の1人が教えてくれた。
そんなおしゃべりをしていたら、我らが運ちゃんが故障を直した!!
行くの? 行くんですか、あのバスで、、、幸運を祈ります。
教えてくれた通り、私たちが進む道はだいぶコンディションが良くなった。

もしかしたら、今日中にマナウスに着けるかな、、、なんて思ったらね、、、
バスがいきなり止まった。
運ちゃんが、バケツを持って道路の横を流れている川に走って水を汲みに行った。
それをエンジンにかけたのか、じゅわーーーーー!!!って行って水蒸気が上がってる。。。
嘘でしょ?!?!?
せっかく道が良くなったのに、今度はエンジントラブルですか?!?!?
水かけまくって、温度が下がるのを待つ。これまた数時間。
ああ、今日中につかないね。
しばらく走ったら、また、水かけてじゅわーーー。しばらく待つ。
真夜中に、マナウス行きのフェリーが出る港に着いた。
運ちゃんのお友達なのか、閉まっていたレストランを開けてくれて、夕食。
スープしかないけどね。
そしてありがたいことに、トイレについている水シャワーを貸してくれた。
みんな、泥と汗を流して、この日も車内でお泊まり。もう3泊目。
この日の対岸に渡るフェリーは全て終わってしまったみたい。
運ちゃんとお母ちゃんは私の隣の席で抱き合って寝てるんですけど。
でもね、運ちゃん本当に頑張ってくれてるから、もうとがめる気にもならんわ。
翌朝、ついにフェリーに乗り込んだ。

マナウス観光のハイライト、2つの川の合流点、見えちゃったんですけど。

30分ほどで、マナウスに到着。
やったーあと少しでバスターミナル。
道路が舗装してあるよ。
でも、、、完全にギアチェンジができなくなっている模様。
客席から見てても、運ちゃんがすごい力づくでギアチェンジしているのが見えてて、
折れるんじゃないか心配してんたんだけど、、、ついにギアも行かれたようだ。
舗装された道をビュンビュン走る車を横目に、、、すんげーーーちんたら走るバス。
歩行者が、目をまんまるくしてうちらのバスを目で追っている。
戦地から帰って来たんですか?みたいな風貌になってますから。
それでもなんとか、バスターミナルに到着。
みんなでサヨナラして、私は宿に向かった。
運ちゃんにチップ渡そうと思ったんだけどね、ついた瞬間いなくなった。
相当疲れていたんだろうな、、、
バスもね、もうボロッボロ。(写真撮ればよかったな。。。)
最初から古かったけど、バンパーなくなってるし。
このバス、修理してまた使うのかな?ってレベル。
映画のワンシーンかよ、って感じ。
ボロッボロの機体でなんとか無事帰還しました!!みたいな。
でもとにかく、無事に着いてよかった。
確かに疲れたけどね、それを通り越してどうにでもなれ!っていう境地に達するとね、もう何もかもが面白かった。
携帯が通じなかったり通信手段がないことが最初は心配だったけどね、なんとかなるんだな、って。
携帯電話がなかった20年前くらい前はこれが普通だったんだよな、って。
時間もね、予定通りじゃないことに落ち着かなくなるけどね、これだけ遅れるともうどうでも良くなるね。
時間を気にしなくなる瞬間っていうのも、この文明社会に生きていたらなかなかない。
あとは運転手さんもすごかったと思うよ。
前歯全くないし、乗客といい感じになっちゃう奴だったけど、ちゃんと仕事はしていた。
常に泥まみれ、汗まみれだったけど、嫌な顔1つせず、他の車を助けたり、夜な夜な運転したり。
運転して、ぬかるみから車持ち上げて、故障まで直すんだから。
ほんと、脱帽だよ。
24時間予定のバスは、72時間後に目的地に到着。
”マナウスに着いたら連絡してね”、と言われていたダマリスちゃんからメールが来てた。
宿に着くなり、”3日かかったの。”って返信したんだけどね、
”知ってる。心配になってバス会社に問い合わせたら遅れてるって言われた。”と。
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