<シベリア鉄道>あなたは日本の娘だから
- 2017/08/06
- 20:04
こんばんは。
リアルタイム、一時帰国中・札幌です。
ビアガーデン!!

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4泊5日にモスクワ〜イルクーツク間のシベリア鉄道の旅。

意識がある時は、駅に止まっている時にマップ上にピンを打っていった。
ユーラシア大陸を横断してるっていうのを実感。
ちなみに、モスクワ〜イルクーツク4泊5日、5194kmの3等列車の料金は、7833ルーブル(14350円)!
そんなに高くないでしょ?!?!
車内には各車両に2人のアテンダントさんが乗務しています。
1日に2回はモップを持って掃除にやってくる。
その度にうちらは足を上げて彼女たちが床を拭き上げてくれるのを待つ。笑。
トイレもゴミ箱も、頻繁に掃除をしてくれているようで古い車両だけど清潔は清潔です。
あっ!!トイレは、どうやら線路に垂れ流しタイプなので停車中と、都市部を走っている間は使用できなくなります。
その他、アテンダントさんの部屋に行くとアメニティやジュースやお菓子、シベリア鉄道グッズなんかを売っています。
食堂車、、、絶対あるんだけど、私確認していません。
2本目のイルクーツク〜ウラジオストク間の列車では1回食堂車でディナーしたので、その時のことについては後ほどレポート。
食堂車のお姉さんが、1日に数回、ピロシキやビザをカゴに入れて売りにくる。
いい匂いしてたから、たぶん暖かいできたて。
シャワー、、、これもあったのかなぁ?少なくても私たちの車両にはなかった。
中国の寝台列車ってトイレの他に洗面コーナーがあって、吐きそうなくらい汚いんだけど、顔を洗ったりするスペースがあったのね。
でも、今回の車両はトイレに小さな洗面台があるだけ。
トイレは各車両に2箇所しかないから朝・晩は数人が並んでます。
私は顔を洗って、デオドラントシートで体を拭くくらいしかしてなかったけど、
中にはあの小さな洗面所で髪を洗っているツワモノも。
結局4泊5日間シャワー無しでしたが、結構大丈夫でした。
3等車両ですら、エアコン完備で日中はクーラー、場合によって夜間はヒーターが入っていて、
インドのように暑くて汗だくってことにはなりません。
外の気温もそんなに暑くないので、真夏の今時期でもとっても快適。
でも、こちらも同じく、2本目の電車にはシャワーがついていたので、試しに使って見ました。
こちらものちほどレポート。
ヨーロッパ唯一の仏教国・カルムイク共和国からやってきたみなさんと和気藹々楽しい列車旅。
私がインドに行ったことにあるというと、
”ダラムサラに行った?” ”ダライ・ラマに会った??”
カルムイクには2014年にダライ・ラマがやって来て、それが国民の誇りらしい。
暇なのもあるけど、とにかくみんなたくさんのお茶を飲む。
これもまた、本当は母親に先に持ち帰ってもらおうと思ってたんだけど、
不要なものを託したらちょっと容量オーバーになっちゃって、結局自分で持って帰らざるを得なくなった、
ロシアのスタバのタンブラー。

そもそも買うつもりもなかったんだけど、妹たちのお土産に買ったらお母さんが私の分も買ってくれた。
それがまた大活躍。1日に何杯もお茶飲むからね。
カルムイクの人たちが飲むお茶。
もちろん普通の紅茶も飲むんだけどね、、、こちら、なんだかわかります?!?!

なんと、インスタントのバター茶!!
モンゴルや、チベットで飲んだ、お茶というより、スープのようにほんのりしょっぱいミルクティー。
ミルクの油分が濃厚すぎて、少し緩くなっただけで個体のバターのような塊が表面に浮いてくる、
正直あんまり好きじゃなかった飲み物。
でも、このインスタントのバター茶は油分控えめで美味しかった。
途中のノボシベリスクというところまでロシア顔のお姉さん・ユラが一緒だったんだけど、彼女と2人で爆飲みしてたら、お土産にたくさんくれた。
彼女はロシア顔なのにモンゴルにほど近い、アルタイ共和国の出身。
彼女は少し英語ができたから、彼女がいた時は比較的意思の疎通ができた。
ロシア、実はめっちゃ面白い国なんじゃないの?!?!
なんか色々本読んで見たくなっちゃった。
さてさて、シベリア鉄道の旅、時間だけはたっぷりあります。
私は本を読んで、(敢えて)溜めていた手書きの自分用の日記を片付ける。
車両内を読み終えた雑誌や新聞、本なんかが回って来るからロシア語が読めたらそんなのを読むのもいいかも。
”チャッキー、チャッキー!!”(私はチャッキーと呼ばれ続けた。)
お菓子を食べる時、お茶を飲む時、必ず声をかけてくれる。
言葉は通じないけど、ずっと一緒にいたらねそれだけで距離が縮まって行く。
指差し会話帳を見ながら、
”ヤポーニャ ドーチ”(日本の娘)って言ってくれる。
だから私も
”ポルスキー マーマ”(ロシアのおかあさん)
”ドゥバー マーマ”(ママ2人)って言う。
正直年齢も、自分の母親とほぼ同じ。
日本の娘。
今回、中央アジアやコーカサス、2度目の東欧を回ってる間に何度か言ってもらえたこの言葉。
とっても嬉しい。
でも、思い返してみると2年以上旅をしていて、そう言ってもらえるようになったの、ここ最近。
アジアやアフリカを旅している時にはなかった。
もちろん、中央アジア・コーカサスが客人や旅人をおもてなすことが文化としてある、っていうのもあると思うけど、
私は、私の中でも中央アジアを旅することになって何かが変わったんじゃないかって感じている。
どうかわったのか、、、具体的には言えないんだけどね、
人のうちに泊まることなんて今までなかった。悪く言えば図々しくなったのかな?
でも言い換えれば、それって、もっともっと現地の人の中に入って行くっていうこと。
それができるようになったからかな?
中央アジアがこの2年間の旅のなかでも一番楽しかったって言える。
もちろんアジアだって、アフリカだって、めっちゃくちゃ楽しかったけどね。
その中央アジア旅がこのシベリア鉄道で終わる。
5日目の夕方、ついにイルクーツクに到着。
ターニャとベラは、私にたくさんのチョコレートとバター茶を持たせてくれた。
”ヤポーン セミーナ” 多分、日本の家族に渡してってこと。
そして停車中に駅の外まで見送ってくれた。
2人のおかげで本当に本当に楽しい旅だった。
カルムイク共和国、いつか必ず行くからねー。
本当にありがとう。

逆光で良い写真がないのね。ターニャ、ベラ、ユラと。

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意識がある時は、駅に止まっている時にマップ上にピンを打っていった。
ユーラシア大陸を横断してるっていうのを実感。
ちなみに、モスクワ〜イルクーツク4泊5日、5194kmの3等列車の料金は、7833ルーブル(14350円)!
そんなに高くないでしょ?!?!
車内には各車両に2人のアテンダントさんが乗務しています。
1日に2回はモップを持って掃除にやってくる。
その度にうちらは足を上げて彼女たちが床を拭き上げてくれるのを待つ。笑。
トイレもゴミ箱も、頻繁に掃除をしてくれているようで古い車両だけど清潔は清潔です。
あっ!!トイレは、どうやら線路に垂れ流しタイプなので停車中と、都市部を走っている間は使用できなくなります。
その他、アテンダントさんの部屋に行くとアメニティやジュースやお菓子、シベリア鉄道グッズなんかを売っています。
食堂車、、、絶対あるんだけど、私確認していません。
2本目のイルクーツク〜ウラジオストク間の列車では1回食堂車でディナーしたので、その時のことについては後ほどレポート。
食堂車のお姉さんが、1日に数回、ピロシキやビザをカゴに入れて売りにくる。
いい匂いしてたから、たぶん暖かいできたて。
シャワー、、、これもあったのかなぁ?少なくても私たちの車両にはなかった。
中国の寝台列車ってトイレの他に洗面コーナーがあって、吐きそうなくらい汚いんだけど、顔を洗ったりするスペースがあったのね。
でも、今回の車両はトイレに小さな洗面台があるだけ。
トイレは各車両に2箇所しかないから朝・晩は数人が並んでます。
私は顔を洗って、デオドラントシートで体を拭くくらいしかしてなかったけど、
中にはあの小さな洗面所で髪を洗っているツワモノも。
結局4泊5日間シャワー無しでしたが、結構大丈夫でした。
3等車両ですら、エアコン完備で日中はクーラー、場合によって夜間はヒーターが入っていて、
インドのように暑くて汗だくってことにはなりません。
外の気温もそんなに暑くないので、真夏の今時期でもとっても快適。
でも、こちらも同じく、2本目の電車にはシャワーがついていたので、試しに使って見ました。
こちらものちほどレポート。
ヨーロッパ唯一の仏教国・カルムイク共和国からやってきたみなさんと和気藹々楽しい列車旅。
私がインドに行ったことにあるというと、
”ダラムサラに行った?” ”ダライ・ラマに会った??”
カルムイクには2014年にダライ・ラマがやって来て、それが国民の誇りらしい。
暇なのもあるけど、とにかくみんなたくさんのお茶を飲む。
これもまた、本当は母親に先に持ち帰ってもらおうと思ってたんだけど、
不要なものを託したらちょっと容量オーバーになっちゃって、結局自分で持って帰らざるを得なくなった、
ロシアのスタバのタンブラー。

そもそも買うつもりもなかったんだけど、妹たちのお土産に買ったらお母さんが私の分も買ってくれた。
それがまた大活躍。1日に何杯もお茶飲むからね。
カルムイクの人たちが飲むお茶。
もちろん普通の紅茶も飲むんだけどね、、、こちら、なんだかわかります?!?!

なんと、インスタントのバター茶!!
モンゴルや、チベットで飲んだ、お茶というより、スープのようにほんのりしょっぱいミルクティー。
ミルクの油分が濃厚すぎて、少し緩くなっただけで個体のバターのような塊が表面に浮いてくる、
正直あんまり好きじゃなかった飲み物。
でも、このインスタントのバター茶は油分控えめで美味しかった。
途中のノボシベリスクというところまでロシア顔のお姉さん・ユラが一緒だったんだけど、彼女と2人で爆飲みしてたら、お土産にたくさんくれた。
彼女はロシア顔なのにモンゴルにほど近い、アルタイ共和国の出身。
彼女は少し英語ができたから、彼女がいた時は比較的意思の疎通ができた。
ロシア、実はめっちゃ面白い国なんじゃないの?!?!
なんか色々本読んで見たくなっちゃった。
さてさて、シベリア鉄道の旅、時間だけはたっぷりあります。
私は本を読んで、(敢えて)溜めていた手書きの自分用の日記を片付ける。
車両内を読み終えた雑誌や新聞、本なんかが回って来るからロシア語が読めたらそんなのを読むのもいいかも。
”チャッキー、チャッキー!!”(私はチャッキーと呼ばれ続けた。)
お菓子を食べる時、お茶を飲む時、必ず声をかけてくれる。
言葉は通じないけど、ずっと一緒にいたらねそれだけで距離が縮まって行く。
指差し会話帳を見ながら、
”ヤポーニャ ドーチ”(日本の娘)って言ってくれる。
だから私も
”ポルスキー マーマ”(ロシアのおかあさん)
”ドゥバー マーマ”(ママ2人)って言う。
正直年齢も、自分の母親とほぼ同じ。
日本の娘。
今回、中央アジアやコーカサス、2度目の東欧を回ってる間に何度か言ってもらえたこの言葉。
とっても嬉しい。
でも、思い返してみると2年以上旅をしていて、そう言ってもらえるようになったの、ここ最近。
アジアやアフリカを旅している時にはなかった。
もちろん、中央アジア・コーカサスが客人や旅人をおもてなすことが文化としてある、っていうのもあると思うけど、
私は、私の中でも中央アジアを旅することになって何かが変わったんじゃないかって感じている。
どうかわったのか、、、具体的には言えないんだけどね、
人のうちに泊まることなんて今までなかった。悪く言えば図々しくなったのかな?
でも言い換えれば、それって、もっともっと現地の人の中に入って行くっていうこと。
それができるようになったからかな?
中央アジアがこの2年間の旅のなかでも一番楽しかったって言える。
もちろんアジアだって、アフリカだって、めっちゃくちゃ楽しかったけどね。
その中央アジア旅がこのシベリア鉄道で終わる。
5日目の夕方、ついにイルクーツクに到着。
ターニャとベラは、私にたくさんのチョコレートとバター茶を持たせてくれた。
”ヤポーン セミーナ” 多分、日本の家族に渡してってこと。
そして停車中に駅の外まで見送ってくれた。
2人のおかげで本当に本当に楽しい旅だった。
カルムイク共和国、いつか必ず行くからねー。
本当にありがとう。

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