<66カ国目;イラン>近頃、”ありがとう”たくさん言うけど、言われることって少ない
- 2017/06/22
- 04:23
こんにちは。
現在、ジョージア・トビリシ。
色々あって、あんまり好きになれないこの街、、、。
ベラルーシのビザもウクライナかポーランドで取ることにしました。
だから、もういる意味ないな、、、明日、次の街へと向かいます。

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世界一周ブログランキングに参加中。
1日1クリックで応援宜しくお願いします。
イランでは、もう一人、旅中に出会った人と再会することができました。
私の旅のほんとにほんとに序盤のタイはチェンマイ。
一緒にタイガーキングダムに行ってトラさんと写真を撮ったジムさん。
ジムさんはカナダ国籍。
仕事を定年退職して、なんと、タイ・バンコクの大学で再び学生生活をスタートさせるというところだった。
大学が始まるまでまだ少し時間があるので、タイの国内旅行に出かけているまさにその時、チェンマイの安宿で一緒だった。
ジムさんは初めての安宿、ドミトリー滞在で、すごく楽しいってはしゃいでたなー。笑
いろんな世代やいろんな国の人と交流できるのが新鮮だったみたい。
私部屋違ったけど、コモンスペースで一緒でめっちゃお話ししたし、朝ごはんとかめっちゃご馳走になってた。
そんなジムさん。
元々のオリジンはイランにあったようだ。
フェイスブックで私がイランのことをポストしたら連絡をくれた。
自分も今、テヘランにいるから近くに来たら連絡して、と。
そう行ってもらえたら遠慮しないもんね。
連絡したよ!! ”ご飯おごってー!!”
そしたら、もちろんOK。
時間的にどうしてもアゼルバイジャンの夜行バスに乗る日の日中しか時間を取ることができなかった。
だから、ランチをお願いした私。
でも、ジムさんは夕食を一緒に食べる時間を取ることはできないか、私に聞いて来た。
何故だかわかりますか???
、、、ラマダン中なのです。レストランなんて開いてないんですよ。
ディナーの代わりに、一緒に博物館に行くことになった。
待ち合わせ場所まで地下鉄で向かう。

テヘランの街の看板には英語表記がある。
これがあるだけでぜんぜん違う。本当にありがたい。
地下鉄。

めっちゃ綺麗でモダン。
7両編成くらいの一番前と一番後ろに女性専用車両がある。

男女を隔てる壁。
面白いのが、一駅ごとに実演販売のおばちゃんたちが乗ってくる。
”このスカーフ、しっかりとした生地で中が透けない。だけど風通し抜群。
この季節に1枚は必要な必需品。今なら特別価格10000トマーン!!”
みたいな感じ。
スカーフ、包丁、ドライバー、携帯チャージャー、ガム、髪留め、ピアス、、、いろんなものを売っている。
同じ車両内で3人くらい同時にでかい声で宣伝し始めるからね、、、、正直うるさいよ。

時にはちびっこも。
あと、これは地下鉄の実演販売関係ないんだけどさ、

コカコーラかっこいい。
そして、この±10mlはなんで???

そんなわけで、ジムさんとの待ち合わせ場所に到着。
すみません、かなり遅刻してしまいました。ごめんなさい。
息子さんも一緒に、テヘラン観光。
緑の宮殿へ。


またこちらもとにかく豪華なのね。

シャーの寝室。
(説明雑で御免なさい。記憶うる覚えで、しかも、英語の説明の書いてあるパンフレット捨ててしまった。)
ジムさんと息子さんは、親戚に不幸があったようで数ヶ月間イランに滞在しているとのこと。
2人とも、親戚を訪ねに何度もテヘランには来たことがあるようだけど、こんな風に観光したことなかったからいい機会だった、って言ってくれた。優しいね。
ラマダン中だから、ランチできるお店がない。だから博物館に行こうっていう話になったのだが、、、
なんとジムさん、テヘランに住むお姉さんにお願いして、イラン料理のランチを用意してくれていた。
お姉さんのお宅にお邪魔する。
とっても素敵なおうち。
お子さんたちは、世界各国に住んでいて、旦那さんが亡くなられた今、このお家に1人で住んでおられるのだとか。
お姉さん、画家さんのようで、家の中にはたくさんの素敵な絵が飾られていた。
”テヘランで泊まる場所がなかったらここに泊まってもらおうと思ってたんだけど、お友達がいたみたいだから。”
って見せてもらったお部屋が、、、お姫様気分を味わえるやつだった。
(ハミッドのおうちでは、リビングで寝かせてもらっていた。、、、、うん、これ以上は何も言わない。)
まずは、ビ○ルで乾杯。(写真載せちゃってるから迷惑かからないようにね。)
こちら、お知り合いのハンドメイドだそうです。ビ◯ルもお手製。
ないものはなんでも作れちゃうんだね。
美味しかったです。
そして、お姉さんが用意してくれたランチがこちら、、、

とにかくご馳走、、、。
いったいどれだけの時間をかけて用意してくれたのだろう。
会ったこともないふらふらした旅人にここまでしてくれるなんて、本当に”有難い”その一言。
どれもこれもめちゃくちゃ美味しかった。
特にパプリカの中にご飯と挽肉が入ったドルマという料理。
中央アジアから東アジアまで広範囲で見られる食べ物だけど、味は場所によってぜんぜん違う。
そしてイランのドルマは、スパイスが効いていてちょっとカレーに近いような香り。
それがまたね、うますぎる!!!
お姉さん、ありがとうございます。
そして、もう一つ、ジムさんからお花をいただいた。

”来てくれてありがとう。”と。
こちらこそありがとう、というか、本当にこの恩をどう返したらいいのかわからないよ。。。
こうして旅を続けられているのは、ジムさんやハミッドもそうだけど、本当に見返りを求めないただの優しさによって助けられて、支えられているから。
それがなかったら、もうとっくに私の旅は終わっていると思う。
彼らがしてくれたことをお返しする術を私は持っていないよ。
だから、私の前に何か手助けが必要な人が現れた時、私ができる最大限のことを彼らにする。
Pay it forward.
それがこれまでの恩に報いる唯一の方法。
優しさに優しさが重なってなりたっている私の旅。
本当に感謝の言葉でいっぱい。
”ありがとう。”
そんな言葉じゃぜんぜん足りないよ。何度言っても足りない。
でもこの頃、言うばかりで言われることってほどんどないなって思う。
もちろん、お買い物とかしたらね、”ありがとう。”とか言われるよ。
そう言うのじゃなくてね、私ができることをして、感謝されて言われる”ありがとう。”
別に”ありがとう”って言って欲しくて何かするわけじゃないんだけどね、
人に頼るばかりで、頼られることあんまりないなって、、、。
それがちょっぴり申し訳なく思う時がある。
日本で働いてた時はまだまだ下っ端で自分一人でできることなんてあんまりなかったけど、
それでもやっぱり”ありがとう”って言葉がモチベーションだった。
でもね、日本に帰ったら、ちゃんと誰かに感謝してもらえる仕事できるように頑張る。
そして、これまでの”ありがとう”の借金を帳消しにする。
それも、帰ってからのやりたいことの1つだし、帰らなきゃいけない理由の1つ。
あー、最初最悪だったイランだけど、こうやってみるとやっぱり上位に食い込むいい国だったな。。。
帰って来たい国ベスト5に入る。
次の国に行くのはいつもワクワクするけど、こんな風に、次の国にくのがしんみりするのって
この旅でも数回しかない。
冬の旅しやすい時期にまた帰ってこよう。
ありがとう。イラン。
また帰ってくるからねー!!


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色々あって、あんまり好きになれないこの街、、、。
ベラルーシのビザもウクライナかポーランドで取ることにしました。
だから、もういる意味ないな、、、明日、次の街へと向かいます。

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イランでは、もう一人、旅中に出会った人と再会することができました。
私の旅のほんとにほんとに序盤のタイはチェンマイ。
一緒にタイガーキングダムに行ってトラさんと写真を撮ったジムさん。
ジムさんはカナダ国籍。
仕事を定年退職して、なんと、タイ・バンコクの大学で再び学生生活をスタートさせるというところだった。
大学が始まるまでまだ少し時間があるので、タイの国内旅行に出かけているまさにその時、チェンマイの安宿で一緒だった。
ジムさんは初めての安宿、ドミトリー滞在で、すごく楽しいってはしゃいでたなー。笑
いろんな世代やいろんな国の人と交流できるのが新鮮だったみたい。
私部屋違ったけど、コモンスペースで一緒でめっちゃお話ししたし、朝ごはんとかめっちゃご馳走になってた。
そんなジムさん。
元々のオリジンはイランにあったようだ。
フェイスブックで私がイランのことをポストしたら連絡をくれた。
自分も今、テヘランにいるから近くに来たら連絡して、と。
そう行ってもらえたら遠慮しないもんね。
連絡したよ!! ”ご飯おごってー!!”
そしたら、もちろんOK。
時間的にどうしてもアゼルバイジャンの夜行バスに乗る日の日中しか時間を取ることができなかった。
だから、ランチをお願いした私。
でも、ジムさんは夕食を一緒に食べる時間を取ることはできないか、私に聞いて来た。
何故だかわかりますか???
、、、ラマダン中なのです。レストランなんて開いてないんですよ。
ディナーの代わりに、一緒に博物館に行くことになった。
待ち合わせ場所まで地下鉄で向かう。

テヘランの街の看板には英語表記がある。
これがあるだけでぜんぜん違う。本当にありがたい。
地下鉄。

めっちゃ綺麗でモダン。
7両編成くらいの一番前と一番後ろに女性専用車両がある。

男女を隔てる壁。
面白いのが、一駅ごとに実演販売のおばちゃんたちが乗ってくる。
”このスカーフ、しっかりとした生地で中が透けない。だけど風通し抜群。
この季節に1枚は必要な必需品。今なら特別価格10000トマーン!!”
みたいな感じ。
スカーフ、包丁、ドライバー、携帯チャージャー、ガム、髪留め、ピアス、、、いろんなものを売っている。
同じ車両内で3人くらい同時にでかい声で宣伝し始めるからね、、、、正直うるさいよ。

時にはちびっこも。
あと、これは地下鉄の実演販売関係ないんだけどさ、

コカコーラかっこいい。
そして、この±10mlはなんで???

そんなわけで、ジムさんとの待ち合わせ場所に到着。
すみません、かなり遅刻してしまいました。ごめんなさい。
息子さんも一緒に、テヘラン観光。
緑の宮殿へ。


またこちらもとにかく豪華なのね。

シャーの寝室。
(説明雑で御免なさい。記憶うる覚えで、しかも、英語の説明の書いてあるパンフレット捨ててしまった。)
ジムさんと息子さんは、親戚に不幸があったようで数ヶ月間イランに滞在しているとのこと。
2人とも、親戚を訪ねに何度もテヘランには来たことがあるようだけど、こんな風に観光したことなかったからいい機会だった、って言ってくれた。優しいね。
ラマダン中だから、ランチできるお店がない。だから博物館に行こうっていう話になったのだが、、、
なんとジムさん、テヘランに住むお姉さんにお願いして、イラン料理のランチを用意してくれていた。
お姉さんのお宅にお邪魔する。
とっても素敵なおうち。
お子さんたちは、世界各国に住んでいて、旦那さんが亡くなられた今、このお家に1人で住んでおられるのだとか。
お姉さん、画家さんのようで、家の中にはたくさんの素敵な絵が飾られていた。
”テヘランで泊まる場所がなかったらここに泊まってもらおうと思ってたんだけど、お友達がいたみたいだから。”
って見せてもらったお部屋が、、、お姫様気分を味わえるやつだった。
(ハミッドのおうちでは、リビングで寝かせてもらっていた。、、、、うん、これ以上は何も言わない。)
まずは、ビ○ルで乾杯。(写真載せちゃってるから迷惑かからないようにね。)
こちら、お知り合いのハンドメイドだそうです。ビ◯ルもお手製。
ないものはなんでも作れちゃうんだね。
美味しかったです。
そして、お姉さんが用意してくれたランチがこちら、、、

とにかくご馳走、、、。
いったいどれだけの時間をかけて用意してくれたのだろう。
会ったこともないふらふらした旅人にここまでしてくれるなんて、本当に”有難い”その一言。
どれもこれもめちゃくちゃ美味しかった。
特にパプリカの中にご飯と挽肉が入ったドルマという料理。
中央アジアから東アジアまで広範囲で見られる食べ物だけど、味は場所によってぜんぜん違う。
そしてイランのドルマは、スパイスが効いていてちょっとカレーに近いような香り。
それがまたね、うますぎる!!!
お姉さん、ありがとうございます。
そして、もう一つ、ジムさんからお花をいただいた。

”来てくれてありがとう。”と。
こちらこそありがとう、というか、本当にこの恩をどう返したらいいのかわからないよ。。。
こうして旅を続けられているのは、ジムさんやハミッドもそうだけど、本当に見返りを求めないただの優しさによって助けられて、支えられているから。
それがなかったら、もうとっくに私の旅は終わっていると思う。
彼らがしてくれたことをお返しする術を私は持っていないよ。
だから、私の前に何か手助けが必要な人が現れた時、私ができる最大限のことを彼らにする。
Pay it forward.
それがこれまでの恩に報いる唯一の方法。
優しさに優しさが重なってなりたっている私の旅。
本当に感謝の言葉でいっぱい。
”ありがとう。”
そんな言葉じゃぜんぜん足りないよ。何度言っても足りない。
でもこの頃、言うばかりで言われることってほどんどないなって思う。
もちろん、お買い物とかしたらね、”ありがとう。”とか言われるよ。
そう言うのじゃなくてね、私ができることをして、感謝されて言われる”ありがとう。”
別に”ありがとう”って言って欲しくて何かするわけじゃないんだけどね、
人に頼るばかりで、頼られることあんまりないなって、、、。
それがちょっぴり申し訳なく思う時がある。
日本で働いてた時はまだまだ下っ端で自分一人でできることなんてあんまりなかったけど、
それでもやっぱり”ありがとう”って言葉がモチベーションだった。
でもね、日本に帰ったら、ちゃんと誰かに感謝してもらえる仕事できるように頑張る。
そして、これまでの”ありがとう”の借金を帳消しにする。
それも、帰ってからのやりたいことの1つだし、帰らなきゃいけない理由の1つ。
あー、最初最悪だったイランだけど、こうやってみるとやっぱり上位に食い込むいい国だったな。。。
帰って来たい国ベスト5に入る。
次の国に行くのはいつもワクワクするけど、こんな風に、次の国にくのがしんみりするのって
この旅でも数回しかない。
冬の旅しやすい時期にまた帰ってこよう。
ありがとう。イラン。
また帰ってくるからねー!!


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