<66カ国目:イラン>ペルセポリスでミステリーハンターごっこ
- 2017/06/13
- 22:19
お久しぶりです。
現在、アゼルバイジャン・バクー。
イランでは友達のお宅にお世話になっていたのですが、そうなると困るのがwifiなんですね。
スマホのパケットをテザリングして使っているようで、遠慮せずに使っていいよって言われるけど、なかなか出来ず更新が遅れています。
いや〜、ここの所めっちゃ楽しくやってるんですよ!!!
急いでリアルタイムに追いつきます。

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1日1クリックで応援宜しくお願いします。
世界各国の絶景でできた島、ケシュム島を後にしてやって着たのはシーラーズの街。
シーラーズで行きたかった場所。
ペルセポリス。

古代アケメネス朝ペルシャの首都。
ペルセはもちろんペルシャを意味している。
ポリスは、ギリシャのアクロポリスと一緒。街っていう意味。
そうなんです、ペルセポリスっていうのは、ギリシャ語なんです。
シーラーズの街からバスで1時間ほどの場所にある。
シーラーズのホテルや旅行会社からたくさんの日帰りツアーが出ている。
12ドルの入場料込みで20ドルのツアー、公共交通機関(といっても、乗り合いタクシー)で自力で行くより安く上がる。
ペルシャ美人のガイドさんの説明がめっちゃくちゃ面白かった!!!
グループの人たちがみんな言ってたけど、うちらのガイドさん、当たりガイドさん。
とにかく説明が丁寧で英語も聞き取りやすくて、引き込まれた。
そんなガイドさんの説明の受け売りで皆さんに世界不思議発見のおすそ分け。
紀元前500年頃に、ダレイオス1世によって建設された都。
でも、このペルセポリスの宮殿は、王の住処ではなく、儀式用の施設であったと考えられている。
しかも、ナウルーズと言われる、新年のお祝いをするためのもの。
↑これ、覚えておいてね。
残っているのは柱とか、壁画とかね。だって、2500年近く前のものだもの。
でもここに超巨大な宮殿があったと考えられる証拠その1。

これなーんだ?
正解は、巨大なドアの蝶番が入っていた穴。比較対象物がないからどのくらいの大きさがわかりにくいかと思いますが、直径80センチくらいあります。
蝶番がそれだけ大きいってことは多分相当な大きさの扉が存在していたってこと。
宮殿の大きさがどれだけ大きかったのか、ちょっとだけ想像できる。

こちらは、壁に描かれた王に貢物を持ってくる近隣諸国の使いの者の図。
各地の名産品を毎年王の元に届けた。
では、ここでクェスチョンです。
この使いのものの性別、男性、女性、どちらでしょうか???
正解は男性です。だって顔を覆う布からお髭が見えてるもんね。
それでも、男性か女性かで論争になった時期があったらしい。

当時のペルシャ人って髪が黒人みたいにチリチリだったの?!?!?!
今のイラン人て、胸毛濃いけど、髪の毛は普通だよ。。。
その答えもこの遺跡にあった。

正解は、パーマかけてたんです!!!
このおじさん、髪の毛の根本とヒゲの先っちょは直毛。
髪の毛にもお髭にもしっかりパーマをあてるのが、当時のイケメンだったのです。
先ほども言ったようにこの宮殿はナウルーズを祝うための施設だと考えられている。
だから、壁には新年のお祝いをしに王の元にやって着た近隣諸国の使いのものたちの絵が描かれている。
衣装や持って来ている献上品から、どこの国の使いのものかがわかる。
たとえばこちらは、インド。

なぜなら、当時のインドでは、目上の人に謁見するときは上半身裸に裸足っていうのが敬意を表す装い。
そして献上品はツボに入ったスパイスだから。
こんな風に23の国の使いの絵が階段にそって描かれている。
そしてこの各国の使いによる、王への献上、謁見、王によって強制されていたという説もあるが、
今では、そうではなく、各国が王に敬意を示し、自主的に献上品を持って来ていたと考えられている。
その理由がこちら。

先頭を歩くのは、ペルシャ人。その後ろについていくのは各国の使いのものたち。
先頭を歩くペルシャ人は使いのものの手を優しく握っている。
これがもし奴隷だったり、強制されていたものであったのなら、使いの者の肘は曲げられ手を上に向けられ、手首を握られることになる。
うーん、それはどうかなってちょっぴり思ったりもするけど、なんか納得できるでしょ?
わたし、こういうトリビアが面白くてたまらない。何回へぇって言ったかわからないよ。
こちらは、王様ダレイオス1世。

お付きのものに、傘をさしてもらっている。
王様の体に空いている穴、、、この穴はどうして出来たのでしょうか???
正解は、ここには宝石が埋め込まれていたのです。
紀元前300年頃、アレクサンドロス大王に攻め込まれて滅ぼされ、廃墟となった。
アレクサンドロス大王、英語では、"アレクサンドロス ザ グレート" 。
ペルシャ人にとってはちっともグレートじゃないのよ、ガイドさんが言っていた。
そして、ペルセポリスのいたるところに描かれているのはこの絵。



遺跡全体に24個だか36個だか描かれている。
ライオンにかじられる馬。
ではここでクエスチョンです。
これは何を表しているかわかります???
百獣の王ライオンが、王の権力を表している??
いいえ違います。
まず、ライオンは馬を殺そうとはしていません。
なぜなら、甘噛みだし、爪も立てていないから。(私にはそこまでわからなかったけどね。)
そして、馬の方も、ライオンにやられそうな時にわざわざライオンの方を振り向いたりしません。
前を見て必死に逃げるはずなんです。
馬は、ペルシャより寒い地域の国からの献上品であることが多く、冬の象徴とされる動物。
逆に、ライオンは、暑い地域からの献上品で、夏を象徴する動物。
後ろを少し振り返る冬(馬)と、その冬を追いかけて戯れる夏(ライオン)。
この絵は、冬から、夏へと移り変わる様子が、表現されているのです。
はい。この宮殿は、新年のお祝い・ナウルーズを祝うための場所なんです。
この馬とライオンの戦いの図は、ナウルーズを表現しているのです。
面白いでしょ?
ガイドさんのおかけで100回くらい目から鱗が落ちた。
たんのしかったー!!

おいら、ミステリーハンターになりたい。

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イランでは友達のお宅にお世話になっていたのですが、そうなると困るのがwifiなんですね。
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いや〜、ここの所めっちゃ楽しくやってるんですよ!!!
急いでリアルタイムに追いつきます。

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世界各国の絶景でできた島、ケシュム島を後にしてやって着たのはシーラーズの街。
シーラーズで行きたかった場所。
ペルセポリス。

古代アケメネス朝ペルシャの首都。
ペルセはもちろんペルシャを意味している。
ポリスは、ギリシャのアクロポリスと一緒。街っていう意味。
そうなんです、ペルセポリスっていうのは、ギリシャ語なんです。
シーラーズの街からバスで1時間ほどの場所にある。
シーラーズのホテルや旅行会社からたくさんの日帰りツアーが出ている。
12ドルの入場料込みで20ドルのツアー、公共交通機関(といっても、乗り合いタクシー)で自力で行くより安く上がる。
ペルシャ美人のガイドさんの説明がめっちゃくちゃ面白かった!!!
グループの人たちがみんな言ってたけど、うちらのガイドさん、当たりガイドさん。
とにかく説明が丁寧で英語も聞き取りやすくて、引き込まれた。
そんなガイドさんの説明の受け売りで皆さんに世界不思議発見のおすそ分け。
紀元前500年頃に、ダレイオス1世によって建設された都。
でも、このペルセポリスの宮殿は、王の住処ではなく、儀式用の施設であったと考えられている。
しかも、ナウルーズと言われる、新年のお祝いをするためのもの。
↑これ、覚えておいてね。
残っているのは柱とか、壁画とかね。だって、2500年近く前のものだもの。
でもここに超巨大な宮殿があったと考えられる証拠その1。

これなーんだ?
正解は、巨大なドアの蝶番が入っていた穴。比較対象物がないからどのくらいの大きさがわかりにくいかと思いますが、直径80センチくらいあります。
蝶番がそれだけ大きいってことは多分相当な大きさの扉が存在していたってこと。
宮殿の大きさがどれだけ大きかったのか、ちょっとだけ想像できる。

こちらは、壁に描かれた王に貢物を持ってくる近隣諸国の使いの者の図。
各地の名産品を毎年王の元に届けた。
では、ここでクェスチョンです。
この使いのものの性別、男性、女性、どちらでしょうか???
正解は男性です。だって顔を覆う布からお髭が見えてるもんね。
それでも、男性か女性かで論争になった時期があったらしい。

当時のペルシャ人って髪が黒人みたいにチリチリだったの?!?!?!
今のイラン人て、胸毛濃いけど、髪の毛は普通だよ。。。
その答えもこの遺跡にあった。

正解は、パーマかけてたんです!!!
このおじさん、髪の毛の根本とヒゲの先っちょは直毛。
髪の毛にもお髭にもしっかりパーマをあてるのが、当時のイケメンだったのです。
先ほども言ったようにこの宮殿はナウルーズを祝うための施設だと考えられている。
だから、壁には新年のお祝いをしに王の元にやって着た近隣諸国の使いのものたちの絵が描かれている。
衣装や持って来ている献上品から、どこの国の使いのものかがわかる。
たとえばこちらは、インド。

なぜなら、当時のインドでは、目上の人に謁見するときは上半身裸に裸足っていうのが敬意を表す装い。
そして献上品はツボに入ったスパイスだから。
こんな風に23の国の使いの絵が階段にそって描かれている。
そしてこの各国の使いによる、王への献上、謁見、王によって強制されていたという説もあるが、
今では、そうではなく、各国が王に敬意を示し、自主的に献上品を持って来ていたと考えられている。
その理由がこちら。

先頭を歩くのは、ペルシャ人。その後ろについていくのは各国の使いのものたち。
先頭を歩くペルシャ人は使いのものの手を優しく握っている。
これがもし奴隷だったり、強制されていたものであったのなら、使いの者の肘は曲げられ手を上に向けられ、手首を握られることになる。
うーん、それはどうかなってちょっぴり思ったりもするけど、なんか納得できるでしょ?
わたし、こういうトリビアが面白くてたまらない。何回へぇって言ったかわからないよ。
こちらは、王様ダレイオス1世。

お付きのものに、傘をさしてもらっている。
王様の体に空いている穴、、、この穴はどうして出来たのでしょうか???
正解は、ここには宝石が埋め込まれていたのです。
紀元前300年頃、アレクサンドロス大王に攻め込まれて滅ぼされ、廃墟となった。
アレクサンドロス大王、英語では、"アレクサンドロス ザ グレート" 。
ペルシャ人にとってはちっともグレートじゃないのよ、ガイドさんが言っていた。
そして、ペルセポリスのいたるところに描かれているのはこの絵。



遺跡全体に24個だか36個だか描かれている。
ライオンにかじられる馬。
ではここでクエスチョンです。
これは何を表しているかわかります???
百獣の王ライオンが、王の権力を表している??
いいえ違います。
まず、ライオンは馬を殺そうとはしていません。
なぜなら、甘噛みだし、爪も立てていないから。(私にはそこまでわからなかったけどね。)
そして、馬の方も、ライオンにやられそうな時にわざわざライオンの方を振り向いたりしません。
前を見て必死に逃げるはずなんです。
馬は、ペルシャより寒い地域の国からの献上品であることが多く、冬の象徴とされる動物。
逆に、ライオンは、暑い地域からの献上品で、夏を象徴する動物。
後ろを少し振り返る冬(馬)と、その冬を追いかけて戯れる夏(ライオン)。
この絵は、冬から、夏へと移り変わる様子が、表現されているのです。
はい。この宮殿は、新年のお祝い・ナウルーズを祝うための場所なんです。
この馬とライオンの戦いの図は、ナウルーズを表現しているのです。
面白いでしょ?
ガイドさんのおかけで100回くらい目から鱗が落ちた。
たんのしかったー!!

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