<66カ国目;イラン>仮面の女性に会いたくて、初めてのカウチサーフィン
- 2017/06/06
- 15:09
こんばんは。
私は、スーダンとここ、イランへの渡航歴があるので、アメリカにESTAで入国することができなくなりました。
なので、アメリカのビザが必要なんですが、、、なんと15年分の渡航歴を提出しなければならなくなったそうです。。。
15年分て、、、覚えてないです正直。古いパスポートどこにあるかな。。。

にほんブログ村
世界一周ブログランキングに参加中。1日1クリックで応援宜しくお願いします。
マシュハドを離れ、イランの一番南、バンデラ・アッバースを目指す。
マシュハドでのドタバタ劇のせいで、なんか悶々としながらバスに乗ってる。
ここでもさらにイラっとする出来事が。
バスの中で席に座っていたら、セントバーナードみたいなおばちゃんがやって着た。
そして私の席に来て、”どけっ!!”アピール。
なんなら、私、運転手にここに座れって言われたからね。
まだバスに乗ってるのは5人ほど。なせここの席がいいのかわからない。
めんどくさいから、席を譲ってあげる。
でもこれが正解。
あの席、カーテンが無くて日光が当たりまくって暑い。
だから途中でおばさんも席を移った。
でも、後から乗って来る客があの席に座ろうとするとめっちゃ怒る。
自分座ってないのに。
何? このおばさん。
ラマダン中でも移動中は飲食ができるという、マリオでいえばスター状態のバス内。
ずーーーっとなんか食べてるおばちゃん。(だから太いんだね。)
夕食休憩の時間。
ペルシャ文字(ファルシー)が読めない。だから、メニューを読んで注文ができない。
食べてる人のものを指差して、”これ欲しい!!”って注文する。
例のおばちゃんが助けてくれた。英語は全く話せない。
助けてくれたのだが、、、、うんざりする結果となる。
オ ”あの人が食べてるやつね。”
私 ”うん。”
オ ”飲み物は(っていうジェスチャー)
私 ”いらない(って言って自分の手に持っている水を見せる。)”
数字もペルシャ誤表記でわからない。
そして、めんどくさいことに、イランのお金、単位が馬鹿でかい。
10000レアルで30円程度。最高額紙幣が100000レアル≒300円。
桁数が大きいせいか、0を一つとったトマーンという単位で値段を言って来る。
どうせなら一つと言わず0を3つくらいとってもらいたい、、、。
そしてさらに厄介なのが、5万レアルを5、10万レアルを10などと言って来るときがある。
この”5”がレアルなのか、トマーンなのか、、、まだこの国の物価に慣れていないから戸惑う。
で、お金払うのに、少々時間を要するわけです。
そうすると、せっかちなイラン人、人の財布に手を突っ込んで来て勝手にお金をとっていく!!!
これも1人2人じゃない。結構な頻度。
で、セントバーナードさんも私の財布からお金をとった。
ペルシャ数字わからんけどね、1はわかる。だし、なんとなく雰囲気とかさ、値段に見当がつく。
かなりごっそりとっていた。いやいや、高すぎるでしょ!!っていうとちょっと帰って来た。
私が頼んだ物は115000リアル。いくら取られたかわからんけど、150000くらい抜かれた。
金額が合わないって抗議する。
これで合ってると言い張るばばあ。。。
、、、? ばばあ、手にジュース持ってる。
多分これのぶんも払えば辻褄が合う。
なんで、あんたのジュース私が買わないといけないわけ??
ばばあ、じゃなくて、おばさんは、これが35000みたいな感じで値段を説明して来るけど、
論点はそこじゃない。なんで私があんたのジュースを買わないといけないんだってこと。
あー、いらいらする。なんなの、まじで。イラン人好かん。
なんでよりによってこの手の人は続くんだ。
かわいそうな人だと思い、恵んであげることにした。
いつまでもイライラしていたくない。
気分一新、イランを楽しみたいのに、それができない。
バンデラ・アッバースに到着。海に面したこの街、マシュハドと違って湿度が高く、朝の段階からかなり暑い。
この街では初めての挑戦。
宿ではなく、カウチーサフィンしてみることにしました!!
カウチサーフィン。
サイト上で、宿を無償提供してくれる人と宿を探している人が交流できる。
貧乏旅人では使っている人も多いけど、私はなかなか使えずにいた。
わたしはほとんどの場合、ギリギリにならないと次の行き先が決まらない。
そんななかで、ホストと日程をやりとりしたりするのが億劫だった。
でもいまは携帯があるから、wifiがなくてもそのやりとりができる。
そんな私を受け入れてくれたのは英語の先生、マリア。
私にとっては初めてのカウチサーフィンだけど、マリアはたくさんの人を受け入れて来たベテランホスト。
朝早い到着だったのに、紅茶とケーキを用意して待っていてくれた。
日中は暑すぎて外に出ることができない。お昼寝をして、涼しくなってから、マリアが街を案内してくれた。
私が、この街にやって来たのは、仮面を被った女性に会いたかったから。
ヒジャブの上に本当に仮面を被っている女性たちがいるんです!!!
市場を歩いていると、、、確かにいる!!たくさんいるわけじゃないけど、若い人もつけている。
なかなか写真を撮ることができないので自分たちで付けてみた。


にわかせんべい。
こんな風にちょっとセクシーなものも。

マリア曰く、サングラスと同じで目を日光から守るためにつけているらしい。
これはヒジャブのように宗教的な意味はなくて、ファッションとして楽しんでいるのだとか。
ペルシャ湾に面したバンデラ・アッバースの街。対岸にはUAE。たくさんの船が入って来る。
だから、バンデラはイラン中から舶来品の電化製品などを買いに来る人がやって来る。
もう一つ、バンデラの人たち、マシュハドに比べて、肌の色が黒め。いわゆるアラブ系の顔。
そういう人たちは、インドやアラビア半島からやって来た人たちらしい。
インド寺院もある。

夕食は泊めてくれたお礼に私が作った。ただの野菜炒め。それと、きゅうりのゆかり和え。

ごま油と醤油があれば、イラン料理とは違う味が出せてそれっぽくなる。
日本食を食べたことがないというマリア。醤油を受け付けれくれるかな、、、なんて心配したけど、、、
瞬殺で平らげてくれた。
そしてとても気に入ってくれたようで作り方をメモしていた。
醤油とごま油もきっとアジアンフード屋にいけば手に入りそうと喜んでくれた。

よかった、よかった。。。
音楽が大好きなマリア。部屋のテレビでは常にイランの音楽のミュージックビデオが流れている。
そのビデオの中の女性はヒジャブなんて被ってないし、肌の露出も多くて、かなりセクシー。
そのビデオを見ていて抱いた素朴な疑問。
”テレビでは、女性は肌の露出をしてもいいの??”
答えは”ノー!!”
流れている音楽はイラン人歌手のペルシャ語の歌。
だけど、この放送局がドイツにあるのだという。
イラン人による、イラン人のための放送局がドイツにあって、それをイラン国民はVPNを介して受信して楽しんでいる。
イランで人気のある歌手はみんなイラン国外に住んでいて、そこで収録されているから反社会的なこと歌えるし肌だって露出できる。
”イランはけっして男女平等ではない。
ヒジャブは、私たちの宗教でも、文化でもない。ただの政治的圧力。
みんな、自分たちの国がおかしいってわかってる。だけど、反発すると逮捕される。”
ヒジャブは、政治的圧力。文化でも、宗教でもないって。
マリアのお母さんの時代にはそんな決まりなんてなくて、学校帰りに好きな服を着て街を歩いていたという。
そうだよね、このヒジャブ、ただの体力消耗の何者でもない。
私はイラン人はそのことに疑問すら感じてないと思っていたけど、そうではないみたい。
年齢も近いマリアとはすぐに打ち解けて、2人隣同士横になりながら一緒にスペイン語の勉強をした。
多分スペイン語も同じくらいのレベル。
南米に行く前に私もスペイン語の復習をしなくちゃ。
もう少し一緒に居たかったけど、わたしはもう1か所、ケシュム島に行きたくなったので先を急ぐ。
荷物を預かってくれるとか、涼しい服を貸してくれるというマリア。
ありがとう。
わたしもそうしたいけど、バンデラ・アッバースにいつ帰って来るかわからないし、もしかしたら別のルートで先に進むかもしれないから。
荷物は全部持って行くね。本当にありがとう。
なんと、マリア、お昼用にサンドイッチ作ってくれた。

本当に本当にありがとう。
今度は日本の私の家に遊びにきてね。

にほんブログ村
私は、スーダンとここ、イランへの渡航歴があるので、アメリカにESTAで入国することができなくなりました。
なので、アメリカのビザが必要なんですが、、、なんと15年分の渡航歴を提出しなければならなくなったそうです。。。
15年分て、、、覚えてないです正直。古いパスポートどこにあるかな。。。

にほんブログ村
世界一周ブログランキングに参加中。1日1クリックで応援宜しくお願いします。
マシュハドを離れ、イランの一番南、バンデラ・アッバースを目指す。
マシュハドでのドタバタ劇のせいで、なんか悶々としながらバスに乗ってる。
ここでもさらにイラっとする出来事が。
バスの中で席に座っていたら、セントバーナードみたいなおばちゃんがやって着た。
そして私の席に来て、”どけっ!!”アピール。
なんなら、私、運転手にここに座れって言われたからね。
まだバスに乗ってるのは5人ほど。なせここの席がいいのかわからない。
めんどくさいから、席を譲ってあげる。
でもこれが正解。
あの席、カーテンが無くて日光が当たりまくって暑い。
だから途中でおばさんも席を移った。
でも、後から乗って来る客があの席に座ろうとするとめっちゃ怒る。
自分座ってないのに。
何? このおばさん。
ラマダン中でも移動中は飲食ができるという、マリオでいえばスター状態のバス内。
ずーーーっとなんか食べてるおばちゃん。(だから太いんだね。)
夕食休憩の時間。
ペルシャ文字(ファルシー)が読めない。だから、メニューを読んで注文ができない。
食べてる人のものを指差して、”これ欲しい!!”って注文する。
例のおばちゃんが助けてくれた。英語は全く話せない。
助けてくれたのだが、、、、うんざりする結果となる。
オ ”あの人が食べてるやつね。”
私 ”うん。”
オ ”飲み物は(っていうジェスチャー)
私 ”いらない(って言って自分の手に持っている水を見せる。)”
数字もペルシャ誤表記でわからない。
そして、めんどくさいことに、イランのお金、単位が馬鹿でかい。
10000レアルで30円程度。最高額紙幣が100000レアル≒300円。
桁数が大きいせいか、0を一つとったトマーンという単位で値段を言って来る。
どうせなら一つと言わず0を3つくらいとってもらいたい、、、。
そしてさらに厄介なのが、5万レアルを5、10万レアルを10などと言って来るときがある。
この”5”がレアルなのか、トマーンなのか、、、まだこの国の物価に慣れていないから戸惑う。
で、お金払うのに、少々時間を要するわけです。
そうすると、せっかちなイラン人、人の財布に手を突っ込んで来て勝手にお金をとっていく!!!
これも1人2人じゃない。結構な頻度。
で、セントバーナードさんも私の財布からお金をとった。
ペルシャ数字わからんけどね、1はわかる。だし、なんとなく雰囲気とかさ、値段に見当がつく。
かなりごっそりとっていた。いやいや、高すぎるでしょ!!っていうとちょっと帰って来た。
私が頼んだ物は115000リアル。いくら取られたかわからんけど、150000くらい抜かれた。
金額が合わないって抗議する。
これで合ってると言い張るばばあ。。。
、、、? ばばあ、手にジュース持ってる。
多分これのぶんも払えば辻褄が合う。
なんで、あんたのジュース私が買わないといけないわけ??
ばばあ、じゃなくて、おばさんは、これが35000みたいな感じで値段を説明して来るけど、
論点はそこじゃない。なんで私があんたのジュースを買わないといけないんだってこと。
あー、いらいらする。なんなの、まじで。イラン人好かん。
なんでよりによってこの手の人は続くんだ。
かわいそうな人だと思い、恵んであげることにした。
いつまでもイライラしていたくない。
気分一新、イランを楽しみたいのに、それができない。
バンデラ・アッバースに到着。海に面したこの街、マシュハドと違って湿度が高く、朝の段階からかなり暑い。
この街では初めての挑戦。
宿ではなく、カウチーサフィンしてみることにしました!!
カウチサーフィン。
サイト上で、宿を無償提供してくれる人と宿を探している人が交流できる。
貧乏旅人では使っている人も多いけど、私はなかなか使えずにいた。
わたしはほとんどの場合、ギリギリにならないと次の行き先が決まらない。
そんななかで、ホストと日程をやりとりしたりするのが億劫だった。
でもいまは携帯があるから、wifiがなくてもそのやりとりができる。
そんな私を受け入れてくれたのは英語の先生、マリア。
私にとっては初めてのカウチサーフィンだけど、マリアはたくさんの人を受け入れて来たベテランホスト。
朝早い到着だったのに、紅茶とケーキを用意して待っていてくれた。
日中は暑すぎて外に出ることができない。お昼寝をして、涼しくなってから、マリアが街を案内してくれた。
私が、この街にやって来たのは、仮面を被った女性に会いたかったから。
ヒジャブの上に本当に仮面を被っている女性たちがいるんです!!!
市場を歩いていると、、、確かにいる!!たくさんいるわけじゃないけど、若い人もつけている。
なかなか写真を撮ることができないので自分たちで付けてみた。


にわかせんべい。
こんな風にちょっとセクシーなものも。

マリア曰く、サングラスと同じで目を日光から守るためにつけているらしい。
これはヒジャブのように宗教的な意味はなくて、ファッションとして楽しんでいるのだとか。
ペルシャ湾に面したバンデラ・アッバースの街。対岸にはUAE。たくさんの船が入って来る。
だから、バンデラはイラン中から舶来品の電化製品などを買いに来る人がやって来る。
もう一つ、バンデラの人たち、マシュハドに比べて、肌の色が黒め。いわゆるアラブ系の顔。
そういう人たちは、インドやアラビア半島からやって来た人たちらしい。
インド寺院もある。

夕食は泊めてくれたお礼に私が作った。ただの野菜炒め。それと、きゅうりのゆかり和え。

ごま油と醤油があれば、イラン料理とは違う味が出せてそれっぽくなる。
日本食を食べたことがないというマリア。醤油を受け付けれくれるかな、、、なんて心配したけど、、、
瞬殺で平らげてくれた。
そしてとても気に入ってくれたようで作り方をメモしていた。
醤油とごま油もきっとアジアンフード屋にいけば手に入りそうと喜んでくれた。

よかった、よかった。。。
音楽が大好きなマリア。部屋のテレビでは常にイランの音楽のミュージックビデオが流れている。
そのビデオの中の女性はヒジャブなんて被ってないし、肌の露出も多くて、かなりセクシー。
そのビデオを見ていて抱いた素朴な疑問。
”テレビでは、女性は肌の露出をしてもいいの??”
答えは”ノー!!”
流れている音楽はイラン人歌手のペルシャ語の歌。
だけど、この放送局がドイツにあるのだという。
イラン人による、イラン人のための放送局がドイツにあって、それをイラン国民はVPNを介して受信して楽しんでいる。
イランで人気のある歌手はみんなイラン国外に住んでいて、そこで収録されているから反社会的なこと歌えるし肌だって露出できる。
”イランはけっして男女平等ではない。
ヒジャブは、私たちの宗教でも、文化でもない。ただの政治的圧力。
みんな、自分たちの国がおかしいってわかってる。だけど、反発すると逮捕される。”
ヒジャブは、政治的圧力。文化でも、宗教でもないって。
マリアのお母さんの時代にはそんな決まりなんてなくて、学校帰りに好きな服を着て街を歩いていたという。
そうだよね、このヒジャブ、ただの体力消耗の何者でもない。
私はイラン人はそのことに疑問すら感じてないと思っていたけど、そうではないみたい。
年齢も近いマリアとはすぐに打ち解けて、2人隣同士横になりながら一緒にスペイン語の勉強をした。
多分スペイン語も同じくらいのレベル。
南米に行く前に私もスペイン語の復習をしなくちゃ。
もう少し一緒に居たかったけど、わたしはもう1か所、ケシュム島に行きたくなったので先を急ぐ。
荷物を預かってくれるとか、涼しい服を貸してくれるというマリア。
ありがとう。
わたしもそうしたいけど、バンデラ・アッバースにいつ帰って来るかわからないし、もしかしたら別のルートで先に進むかもしれないから。
荷物は全部持って行くね。本当にありがとう。
なんと、マリア、お昼用にサンドイッチ作ってくれた。

本当に本当にありがとう。
今度は日本の私の家に遊びにきてね。

にほんブログ村