<2カ国目:中国>それは土楼ではありません、吹き抜けです。
- 2015/06/19
- 22:27

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現在厦門にいます。暑いです。バテてます。これからの東南アジア、大丈夫だろうか、、、。
私が大幅に予定変更して厦門に来たのは、福建土楼を見たかったからです。
西安あたりで、思い出したんです。昔、ウルルン滞在記で見て、ここ行ってみたいと思ったこと。
厦門なら、これからの人生の短期休暇で十分いけます。でも、この旅、私は自由なんです。
何にも決まりはないの、全て自分次第。そんな今、先の人生に借金を作る必要はないと。
数万円、数日の違いなら行ってしまおうと思った。
ということで来ちゃいました。
いくつか土楼エリアがあるのですが、私が目指したのは田螺坑エリア。直感で決めた。
永定というところが一番有名で文化体験村という観光スポットに仕立てられているようです。
私、そういうヤツ嫌いなんです。特に中国のは、わざわざ古めかしく作りました感がプンプンする。
私は、土楼に泊まりたかった。泊まる覚悟で1泊分の荷物とくまねずみちゃんををランドセル(赤いサブバッグ)に詰めて、宛てのない旅に出た。
田螺坑は個人で来る人少ないみたい。行きのバスも麻袋に野菜をつめたような荷物の現地人ばかり。
隣のおばちゃんがずーーーーっとはなくそほじってた。鼻血出ないか心配になった。
でもおばちゃんが降りる場所を教えてくれたり、運転手さんにいろいろ聞いて助けてくれた。
田螺坑土楼は4つの円形とその中心に1つの四角い土楼が密集していて、空からみると梅の花の形なんだって。下からじゃ全然わかんない。

1つ1つの土楼は本当に小さくて30秒で1周できる。ここに昔は100世帯とか住んでたみたい。
1階はもともと共同キッチンだったみたいだけど、いまは観光客のお土産やさん。
お茶で生計を立ててるみたい。土楼にはたくさんお茶屋さんあるし、周りには段々のお茶畑。

土楼と土楼の間をシャトルバスが走ってるらしいんだけど一向に来ない。
あるのはツアーで来た中国人たちのバス。ダメもとで聞きに行ったら乗せてくれた。
(私この作戦で、エジプトでもタイ人に便乗して観光したことがある、しかもランチまで頂いた。)
英語を勉強中の大学生、アナスタシアちゃんに気に入ってもらえた。一緒に回ろうと言われ彼女の家族に紛れて観光。お茶をご馳走になり、お土産まで頂く。本当にいい人でした。

土楼に泊まりたいことを伝えたら、ガイドさんに聞いてくれて、ガイドさんが知り合いに聞いてくれると言った。
付いていくとおじさんが待っていて、その人について行けと。ここでみんなとお別れ。バス乗り換えて付いていくと確かにホテル。
ただ、土楼じゃない。土楼の外にある。私が泊まりたいのは土楼。土楼じゃないなら意味ないもん。厦門に帰るつもりだった。
”土楼じゃないじゃん!”って伝えると、天井の吹き抜けを指差した。
、、、:*:・( ̄∀ ̄)・:*:苦笑い。面白いけど、違うんだよー。土楼に泊まりたいんだよー。
ごめんなさいってその場を去る。ガイドさんやアナスタシアちゃんはもういない。
、、、ここどこだよ。めっちゃ田舎なんだけど。車通るのここ??
いきなり不安になる、、、どおしよ。
しばらく歩くと欧米人発見‼︎ きっと英語が通じる。”土楼に泊まりたい”。彼女に言っても絶対わからないとわかってて聞く。彼女たちのガイドさんを連れてきてくれた。
同じことを説明。ガイドさんが地元の人に聞いてくれた。そしたらなんと、その地元の人がどこかに電話してくれて、ホームステイなら、紹介できると‼︎お値段80元(1600円)。
いや、話がトントン拍子で進んで行って、自分でも怖いくらいやった。
でも、私、なんだか泊まれる自信があった。なぜかどうしても土楼に泊まりたかった。
諦めなきゃ、なんとかなるね。
しばらくするとおじさんがおじさんが迎えに来てくれて、一緒に土楼に向かった。
土楼にいくと、おじさんとその奥さんはお茶屋さんだった。いろいろ味見させてくれる。
でも、全く英語通じない。筆談とジェスチャーでコミュニケーション図るけど。難しい。
お部屋やトイレの場所、洗面所の場所を教えてもらい、2人は仕事に戻っていった。
暇だ。土楼もその周りももう見尽くした。正直、土楼観光は日帰りで十分。でも泊まりたかったの
‼︎

夜ご飯は、さっき会った欧米人たちに一緒に食べようと言われて、約束の時間に先ほど出会った場所に戻った。彼らはイギリスからのグループツアー。4週間かけて中国をまわっているらしい。
”1人で来たの?勇敢だね。”とか、”どうやって来たの?”って聞かれるけど、厦門からバスに1つ乗っただけで来れた。その先は行き当たりばったりで今ここにいますと。
欧米人に毎回聞かれるのが中国と日本の関係。”1人で来て危なくないの?”とか、”嫌いじゃないの?”とか。。
特定の個人をどうこうっていうのはないけど、日本にいる中国人観光客の振る舞いを見てうんざりしてたね。でもここへ来て、中国に対する印象はだいぶ変わったよって話した。
ドイツとイギリスも昔は仲悪かったけど、今は何もないよ。戦争いつまで引きずるの?って言われた。これにはどうやって答えたらいいかわからなかった。ここら辺の歴史、政治がわからない。
そんなことを話しながら星空の下で中華バイキング。
広場で地元の人がラインダンスのようなものを始めた。私たちも仲間に入れてもらった。

みんなとさよならして私は土楼に帰った。おじさん達の部屋は1階。日中はお店になっているとこ。私は3階。壁薄くて隣の音まる聞こえ。間取りはどの部屋も同じ。子供の声も聞こえたけど家族で住むに狭すぎる。でもここで700年間も支えあって生活してたんだよね。感慨深いね。
この土楼には270部屋もあるんだって。空き家になっている部屋もあったけど。



そんなわけで、念願の土楼ホームステイを実現させ、中国をさらに好きになりました。
明日、南寧に向かいます。飛行機で。だって列車だったら30時間かかるのに料金2000円しか違わないんだもん‼️

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