<64カ国目;ウズベキスタン>漁船って、砂漠にも沈むんだね。
- 2017/05/25
- 18:56
こんにちは。予約投稿です。
今頃はきっとトルクメニスタン・アシカバードでしょうか??
中央アジアの北朝鮮と呼ばれ、かつてはメロン記念日という祝日があったというなかなかお茶目な国。
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ブハラの次に向かったのはヌクスの街。
ヌクスは、カラカルパクスタン共和国という、ウズベキスタンの自治区内にある。
多分言語も違う。看板の単語が違うからわかった。

国旗も2つ掲げてある。
ロシア語と、ちょっぴり英語が通じます。
通貨は、あいかわらず大量になるソモニ。
ヌクスの街には特に見たいものがあったわけではない。そのさらに先の小さな街、ムイナクという街に行きたかった。

そこには何があるのか、、、
船のお墓。
アラル海って知ってますか???
かつては世界第4位の大きさを誇った湖。
古代より存在したその湖は、ここ最近の50年の間にわずか5分の1の大きさにまで縮小した。
20世紀最大の環境破壊と言われるアラル海の縮小。
中央アジアのオアシスと呼ばれ、漁業によって栄えた、ヌクスやムイナクの街。
数千人という漁師が大量に魚を釣り上げ、
ソ連時代には、国営の缶詰工場が作られ、数千人の従業員が数百万という数の缶詰を生産していた。
そんな豊かなオアシスは、年間平均60cmの早さで水面が低下した。
ときには一晩で数十メートルも湖岸線が遠のいたという。
もともと塩水湖ではあったが、みるみる塩分濃度も上昇し、海水に2倍を超えた。
2000年には、高濃度の塩水でも生存可能なカレイ類でさえ、生存が不可能になった。
なんでこんなことに??自然の脅威???
いいえ。愚かな人間の行為によってです。
もともと18世紀から、アラル海の周囲では綿花栽培が盛んであった。今でも綿花栽培はこのエリアの重要な産業です。
ソ連時代に、産業拡大のため”自然海賊計画”を実施し大規模な灌漑を始めた。
アラル海に流入する河川に運河を作り、流れを変えた、、、。
流入と流出する水の量のバランスが取れなくなり、またたくまにアラル海は縮小した。
船のお墓にある看板。

以前の湖の大きさ。その裏には、、、

現在の湖の大きさ。
環境破壊は湖が小さくなっただけでは終わらない。
自然環境が変わったことにより、たくさんの生物が住めなくなり、死滅して行った。
さらにそれだけではなく、、、
地表にあわられた湖底は砂漠化した。
頻繁に起きるようになった砂嵐によって、塩分や、過剰散布された農薬が巻き上げられ、それが近隣地域に散布されることにより、その地域にまで環境破壊が広がる。
その有害物質を含んだ砂嵐は何も自然だけではなく、人間までをも蝕んで行く。
塩分や有害物質により、呼吸器疾患や悪性腫瘍を患う住民が増加した。
水の汚染により、飲料水からの腎臓疾患を患うものも多い。
なんて愚かなんだろうね、、、人間って。
船のお墓。
かつて、漁港として栄えた・街ムイナクには、かつては湖で、今はただの砂漠と化した大地に十数隻の漁船が取り残され、土に帰るのを待っている場所。
高台から望めば遠くにわずかな水が見えるけど、、、ここがかつて湖だったなんて想像できない。


行ったときに私以外誰もいなかったこともあるけど、とっても、悲しい場所。
まさに船のお墓。


ここに来て思った。いつか地球ってこの人間のせいで壊れて終わる。

砂漠なのに、貝殻が落ちてる。ここは確かに湖の底だったんだ、、、。
誰か来ないかなー。写真撮ってって頼みたいのにー。って思ってたら、ツアー客来た。
めっちゃキャピキャピはしゃいでて、この人たち来る前に見終えてよかったって思った。
私は、そういう気分で見れない。


人が来たからとってもらった。おいら、船の上にいるよ。

行きたかった場所に来れてよかった。。。
めちゃめちゃ高かったけどね。。。

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国旗も2つ掲げてある。
ロシア語と、ちょっぴり英語が通じます。
通貨は、あいかわらず大量になるソモニ。
ヌクスの街には特に見たいものがあったわけではない。そのさらに先の小さな街、ムイナクという街に行きたかった。

そこには何があるのか、、、
船のお墓。
アラル海って知ってますか???
かつては世界第4位の大きさを誇った湖。
古代より存在したその湖は、ここ最近の50年の間にわずか5分の1の大きさにまで縮小した。
20世紀最大の環境破壊と言われるアラル海の縮小。
中央アジアのオアシスと呼ばれ、漁業によって栄えた、ヌクスやムイナクの街。
数千人という漁師が大量に魚を釣り上げ、
ソ連時代には、国営の缶詰工場が作られ、数千人の従業員が数百万という数の缶詰を生産していた。
そんな豊かなオアシスは、年間平均60cmの早さで水面が低下した。
ときには一晩で数十メートルも湖岸線が遠のいたという。
もともと塩水湖ではあったが、みるみる塩分濃度も上昇し、海水に2倍を超えた。
2000年には、高濃度の塩水でも生存可能なカレイ類でさえ、生存が不可能になった。
なんでこんなことに??自然の脅威???
いいえ。愚かな人間の行為によってです。
もともと18世紀から、アラル海の周囲では綿花栽培が盛んであった。今でも綿花栽培はこのエリアの重要な産業です。
ソ連時代に、産業拡大のため”自然海賊計画”を実施し大規模な灌漑を始めた。
アラル海に流入する河川に運河を作り、流れを変えた、、、。
流入と流出する水の量のバランスが取れなくなり、またたくまにアラル海は縮小した。
船のお墓にある看板。

以前の湖の大きさ。その裏には、、、

現在の湖の大きさ。
環境破壊は湖が小さくなっただけでは終わらない。
自然環境が変わったことにより、たくさんの生物が住めなくなり、死滅して行った。
さらにそれだけではなく、、、
地表にあわられた湖底は砂漠化した。
頻繁に起きるようになった砂嵐によって、塩分や、過剰散布された農薬が巻き上げられ、それが近隣地域に散布されることにより、その地域にまで環境破壊が広がる。
その有害物質を含んだ砂嵐は何も自然だけではなく、人間までをも蝕んで行く。
塩分や有害物質により、呼吸器疾患や悪性腫瘍を患う住民が増加した。
水の汚染により、飲料水からの腎臓疾患を患うものも多い。
なんて愚かなんだろうね、、、人間って。
船のお墓。
かつて、漁港として栄えた・街ムイナクには、かつては湖で、今はただの砂漠と化した大地に十数隻の漁船が取り残され、土に帰るのを待っている場所。
高台から望めば遠くにわずかな水が見えるけど、、、ここがかつて湖だったなんて想像できない。


行ったときに私以外誰もいなかったこともあるけど、とっても、悲しい場所。
まさに船のお墓。


ここに来て思った。いつか地球ってこの人間のせいで壊れて終わる。

砂漠なのに、貝殻が落ちてる。ここは確かに湖の底だったんだ、、、。
誰か来ないかなー。写真撮ってって頼みたいのにー。って思ってたら、ツアー客来た。
めっちゃキャピキャピはしゃいでて、この人たち来る前に見終えてよかったって思った。
私は、そういう気分で見れない。


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