<再入国;中国>謝謝って言うのやめた。
- 2017/04/21
- 18:11
こんにちは。
現在、(暇なので)連続投稿に挑戦中。
タジキスタンもネットが繋がりにくいとの情報なので、予約投稿させて頂いております。
パソコンに向かうこと毎日数時間。どうぞ暖かい応援を宜しくお願いします。

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↑↑こちらを1日1クリックしていただけたら幸いです。
ゆっくり穏やかな時間が流れていくカシュガル。
100円あればラグマンが食べれる。
特に何があるわけではないカシュガル。
この街並みとゆっくりと流れる時間に浸っているだけでほっこりとした気分になれる。
あー。時間さえあれ確実に沈没やな。
100円あればラグマンが食べれるし。笑。周りの人が呆れるほど毎日毎食ラグマンを食べていた。
バーバラたちと”旧市街”と言われる場所を歩いていたとき。
なんとも異様な一角を見つけた。

なかば廃墟な一角。
その前にある広い空き地もなんか気になるな。
私たちが旧市街と呼んで歩いていたところは実はそんなに古くない。

入り口にはこんな立派な門まである。
中国にもよくある、古く見せかけて作られている完全に観光地化された一帯。
でも、ここカシュガルではその中にちゃんと人々が生活している。
もちろん、この中に入り口には公安が立っている。私たちはほぼスルー。
引っかかっているのはウイグル人。
街の中いたるところにある、各民族団結のプロパガンダ。

いま、ジョージ・オーウェルの『1984年』って本読んでるけどね、なんかその小説の中の世界さながらって感じ。
プロパガンダと現実が全くもって繋がらないからすごく違和感がある。

♪もーおさん、もーおさん。(ぞうさんの童謡に合わせて。)


多分殺されますね、私。
このもうさんポスター、あの廃墟のようなリアルオールドシティ の入り口にこれ見よがしに貼ってありました。
そんな”リアルオールドシティ”を歩いて来ました。
車も通れるか通れないかの小さな路地が蜘蛛の巣のように広がっている。

土壁のちょっと遺跡っぽい街並み。それでも人々の生活が垣間見れる。


きっとこの街並みは100年くらい変わってないんだろうな。
だけど、さらに奥へと進んでいくと、、、。



明らかに破壊されているような形跡。
地震か何かの災害かと思ったりもしたけど、壊れているところと無事なところの境界がはっきりしすぎている。
そしてあの、リアル旧市街の前にある不自然な空き地、、、。
、、、たぶん意図的に壊されてる。
ウイグル人に対する過度なセキュリティ。盾と棒を持って威圧的に店の中に乗り込んでいく公安。
そしてもう一つ。
宿であった日本人Kさんはもともとカシュガル市内に2つあるユースホステルのもう一方に滞在していた。
しかし、公安が乗り込んできていきなり閉鎖され、仕方なくこちらのホステルに移って来たのだとか。
向こうのホステルのオーナーはウイグル人。
何があったのか、なぜ閉鎖されるのか、答えは "I don't know"オンリーだったらしい。
こんな状況、この胸糞の悪さ、この感情、、、この旅でもう2回くらい経験がある。
東チベットとパレスチナ。
いろいろな時代背景があるにせよ、そこで穏やかに暮らしていた人の生活をズタボロに破壊していく。
ご立派にゲートまで作られた、通称”旧市街”。
共産党によって”こっちに住みなさい”的に勝手に構築されたエリア。
そして、その代わりにもともと彼らの住んでいたエリアを容赦なく破壊している。
その様子を目の当たりにして、あー、彼らの漢民族に対する感情は決していいものじゃないだろうな、って思った。
基本的に私は、その国に行ったらその国の言葉で挨拶をするようにしている。
だから中国にいる今、口からさらっと出てくるありがとうの言葉は ”謝謝”だった。
ウイグル人からしてみたら、ちっとも嬉しくないだろうな。なんなら英語でthank youといったほうが良いのではないか。
私は、”謝謝”っていうのやめた。
”ウイルグ語でありがとうってなんていうの?”すぐにお店の人に尋ねた。
”コプ ラハマット” それがウイルグ語でありがとう。
”コプ ラハマット”っていったほうが確実に喜んでもらえた。
未だに続いている中国政府の理不尽な侵攻。
私は中華料理も、よっぽどマナーの悪い中国人は別として漢民族も嫌いじゃない。
だけど、このやり方は納得いかない。
人の不幸を踏み台にする幸せなんて、、、。
東チベットの時もそうだったけど、どんなに素敵な絶景見てもこういう現状を知ると、なんだかドヨーンとした気持ちでいっぱいになる。
みんなが幸せに暮らせる世界を。
カシュガルのもう一つのお楽しみ。ナイトマーケット。
キリスト教のシンボルが十字架のように、イスラム教のシンボルは月。
アラビア半島は気候的に、日中は暑くて外に出られないからだと思うけど、、、
ムスリムのバザールやマーケットは夜になると活気を増す。
月を見て生きているのだ。
ウイグル人の宗教はムスリム。だからここ、カシュガルにもナイトマーケットか経ちます。

その中でも私が気に入ったのはピリ辛おでん。1串1元(16円)。
もう駄菓子みたいなお値段。
ハマっちゃって毎日通った。

看板娘。
このほか、ラグマンやピラフ。アイスクリームや甘いクレープを挙げたようなスイーツ。果物、ナッツ類。
たくさんの屋台が並びます。
子供達が夜の10時くらいまで遊びまわっている。それだけ平和だってことなのかもしれないけど。

お菓子屋さんは子供たちでいっぱい。

そんな中国からの嫌がさせにも耐えて明るく穏やかに生きるウイルグの人々。
彼らの生活が、歴史が、文化が色あせることなく続いて生きますように。。。

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あー。時間さえあれ確実に沈没やな。
100円あればラグマンが食べれるし。笑。周りの人が呆れるほど毎日毎食ラグマンを食べていた。
バーバラたちと”旧市街”と言われる場所を歩いていたとき。
なんとも異様な一角を見つけた。

なかば廃墟な一角。
その前にある広い空き地もなんか気になるな。
私たちが旧市街と呼んで歩いていたところは実はそんなに古くない。

入り口にはこんな立派な門まである。
中国にもよくある、古く見せかけて作られている完全に観光地化された一帯。
でも、ここカシュガルではその中にちゃんと人々が生活している。
もちろん、この中に入り口には公安が立っている。私たちはほぼスルー。
引っかかっているのはウイグル人。
街の中いたるところにある、各民族団結のプロパガンダ。

いま、ジョージ・オーウェルの『1984年』って本読んでるけどね、なんかその小説の中の世界さながらって感じ。
プロパガンダと現実が全くもって繋がらないからすごく違和感がある。

♪もーおさん、もーおさん。(ぞうさんの童謡に合わせて。)


多分殺されますね、私。
このもうさんポスター、あの廃墟のようなリアルオールドシティ の入り口にこれ見よがしに貼ってありました。
そんな”リアルオールドシティ”を歩いて来ました。
車も通れるか通れないかの小さな路地が蜘蛛の巣のように広がっている。

土壁のちょっと遺跡っぽい街並み。それでも人々の生活が垣間見れる。


きっとこの街並みは100年くらい変わってないんだろうな。
だけど、さらに奥へと進んでいくと、、、。



明らかに破壊されているような形跡。
地震か何かの災害かと思ったりもしたけど、壊れているところと無事なところの境界がはっきりしすぎている。
そしてあの、リアル旧市街の前にある不自然な空き地、、、。
、、、たぶん意図的に壊されてる。
ウイグル人に対する過度なセキュリティ。盾と棒を持って威圧的に店の中に乗り込んでいく公安。
そしてもう一つ。
宿であった日本人Kさんはもともとカシュガル市内に2つあるユースホステルのもう一方に滞在していた。
しかし、公安が乗り込んできていきなり閉鎖され、仕方なくこちらのホステルに移って来たのだとか。
向こうのホステルのオーナーはウイグル人。
何があったのか、なぜ閉鎖されるのか、答えは "I don't know"オンリーだったらしい。
こんな状況、この胸糞の悪さ、この感情、、、この旅でもう2回くらい経験がある。
東チベットとパレスチナ。
いろいろな時代背景があるにせよ、そこで穏やかに暮らしていた人の生活をズタボロに破壊していく。
ご立派にゲートまで作られた、通称”旧市街”。
共産党によって”こっちに住みなさい”的に勝手に構築されたエリア。
そして、その代わりにもともと彼らの住んでいたエリアを容赦なく破壊している。
その様子を目の当たりにして、あー、彼らの漢民族に対する感情は決していいものじゃないだろうな、って思った。
基本的に私は、その国に行ったらその国の言葉で挨拶をするようにしている。
だから中国にいる今、口からさらっと出てくるありがとうの言葉は ”謝謝”だった。
ウイグル人からしてみたら、ちっとも嬉しくないだろうな。なんなら英語でthank youといったほうが良いのではないか。
私は、”謝謝”っていうのやめた。
”ウイルグ語でありがとうってなんていうの?”すぐにお店の人に尋ねた。
”コプ ラハマット” それがウイルグ語でありがとう。
”コプ ラハマット”っていったほうが確実に喜んでもらえた。
未だに続いている中国政府の理不尽な侵攻。
私は中華料理も、よっぽどマナーの悪い中国人は別として漢民族も嫌いじゃない。
だけど、このやり方は納得いかない。
人の不幸を踏み台にする幸せなんて、、、。
東チベットの時もそうだったけど、どんなに素敵な絶景見てもこういう現状を知ると、なんだかドヨーンとした気持ちでいっぱいになる。
みんなが幸せに暮らせる世界を。
カシュガルのもう一つのお楽しみ。ナイトマーケット。
キリスト教のシンボルが十字架のように、イスラム教のシンボルは月。
アラビア半島は気候的に、日中は暑くて外に出られないからだと思うけど、、、
ムスリムのバザールやマーケットは夜になると活気を増す。
月を見て生きているのだ。
ウイグル人の宗教はムスリム。だからここ、カシュガルにもナイトマーケットか経ちます。

その中でも私が気に入ったのはピリ辛おでん。1串1元(16円)。
もう駄菓子みたいなお値段。
ハマっちゃって毎日通った。

看板娘。
このほか、ラグマンやピラフ。アイスクリームや甘いクレープを挙げたようなスイーツ。果物、ナッツ類。
たくさんの屋台が並びます。
子供達が夜の10時くらいまで遊びまわっている。それだけ平和だってことなのかもしれないけど。

お菓子屋さんは子供たちでいっぱい。

そんな中国からの嫌がさせにも耐えて明るく穏やかに生きるウイルグの人々。
彼らの生活が、歴史が、文化が色あせることなく続いて生きますように。。。

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