<60カ国目;ネパール>”教えて、教えてー!!”これからはためらわずに言ってみる。
- 2017/02/24
- 21:43
こんばんは。現在一時帰国中。成田のLCCターミナルで実家・札幌に帰る飛行機を待っています。
今回の帰国は中央アジアのビザをまとめて取ってしまうため。その他にも色々とやってみたい事があって、日本全国を行ったり来たり。結構忙しくて、実家にいったい何泊できるんだろう。。。
でも、動いてないと落ち着かない!!あー、本気でわたし、社会復帰できるんだろうか、、、。
ビザ進行状況:タジキスタンビザ;オンラインで取得完了!
イランビザ;書類提出中
ウズベキスタンビザ;書類提出中

にほんブログ村
世界一周ブログランキング参加中。1日1回クリック。応援よろしくお願いします。
ふわふわゆっくりと時間が流れ行くポカラ。
朝起きたらまず、チヤ(チャイ)とトゥクパ(ネパールのラーメンみたいなやつ。)。
好きすぎて毎日食べているトゥクパなのですが、ポカラに来てがっかり。
どこで食べてもマサラ味になってしまった、、、。カレーのスパイスが効いていてちょっぴり辛い。
うーん!!!これでもかってくらいなんでもかんでもマサラ味だったインドのレーで初めて食べた時、その優しい味に感動してそれ以来癒しの味だったトゥクパ。、、、ダメなんだよー!!マサラ入っちゃったらただのカレーヌードルなんだよー!!
でもどこにいってもマサラテイストだったから、ポカラの地域的に、トゥクパはマサラ味なんだね。
カトマンドゥに帰ってトゥクパ食べるのがますます楽しみになる。
腹ごしらえしたらお洗濯。

たらいでお洗濯。なんかいいでしょ。
そして、お洗濯が済んだら、私には通う場所ができました。
みなさん覚えていますか?
私はマクラメというナイロンのコードを編んで作るアクセサリー作りにはまっていました。
ウクライナあたりで誰か教えてくれる人いないかなーなんて言ってたら、そういう時に限って必ず出会えるんだよね、できる人。
そこでベーシックなことを教わって簡単なアクセサリーなら作れるようになった。
街なかで手芸屋さん見つけてビーズとか買うのに夢中になってたら、行きたいと思っていた教会が閉まっちゃったり、
満を持してエジプトでお店出して売ってみたら一つも売れないし、ガキんちょに遊ばれて終わったっていう、そんなマクラメ。
ここのところ全然登場してませんでしたが、ずっとずっと持ち歩いていたんですよ。重たいマクラメツール。
オーストラリアで極めようと思ってたんだけどね、ギター買っちゃったんですよ。そうするとしばらくギターにしか目が行かなくなっちゃう単細胞な私。ただのコロコロパックの肥やしになっていたマクラメグッズ、、、。
だけどね、見つけちゃった、ポカラ初日にマクラメ屋さん。
ネパール人の女の子がやっている小さなお店。たくさんのカラフルなマクラメで作られたアクセサリーが飾ってある。
マクラメを作って売りながら旅をしている旅人や、欧米人のヒッピーっぽい子が露店で売っているのは何度か見た事ある。
だけどね、彼女の作品、今まででみたどんなマクラメアーティストの作品よりも仕事が丁寧でかっこいい!!!
ムラがないっていうか、ナイロンの糸だけでできているようには見えない。もっと高級なアクセサリーに見える!!
見たマクラメ心が沸騰!!瞬間湯沸かし器!もうマクラメやりたくてたまらない!!
私が長時間にわたってジロジロ見てるからね、かなり警戒されていたと思う。
でも、私、どうしてもこの人から教えてもらいたいと思った。ちょっとためらったけど、ダメ元で聞いてみた。
”わたしにマクラメ教えて!!授業料払うから!!”
最初しぶっていた彼女。どうやらボスにそういったことは禁止されているらしい。
だけど、”石と糸の色とデザインを選んでオーダーしてくれたら、その場で作るから見てていいよ!!”って言ってくれた。
翌日から、毎日マクラメ屋さんに通う毎日。
作るの見てていいよ!!ってことだけどね、基本的に私にやらせてくれる!!
私は単純な直線なんかは作れるけどね、たくさんの曲線がある凝ったデザインのものは作れない。だけど彼女は頭の中で描いたデザインをそのまま作ることができるんだって。

初日の作品。たくさん手伝ってもらって、たくさんやり直されたところもあったけど、まぁまぁの出来。
何度もなんども実際にやって見せてくれて、そのあと必ず私がある程度しっくりくるまで練習させてくれる。
彼女の名前はボビ。毎日毎日この小さなお店に1人でこもってマクラメアクセサリーを作っているんだって。
いつも孤独だから話す人がいるのは楽しいと、2日目からは私をウェルカムしてくれた。
マクラメを編みながら、一緒にお菓子やモモの出前を食べながらガールズトーク。彼女はむしろそっちが楽しみのようだった。
私も現地の友達ができてとっても嬉しい。
ボビはいつも素敵なパンジャビードレスを着ているからね、宿のママにサリーを借りてサリーを着て彼女の元に向かった。

泊まっている宿から彼女のお店までは歩いて20分ほど。サリーの歩き辛いこと、歩き辛いこと。
まとわりついて大股で歩けないし、段差のたびに裾を踏みそうになる。
明らかに外人の私がサリー着てるのが珍しいのかたくさんの人に声をかけられる。
”ビューティフォー”とか、”フォトフォト!!”とか言って写真撮られたり。
はい、ここでまた人民様です。
なんの一言もなく、私の進路に入り込み真正面から写メってきてなんの一言もなく立ち去っていく。
その数、1人2人じゃない。なんか腹たつんだよね。一言言ってもらえるだけで気分いいのに。
パンジャビードレスの人は多いけど、確かにちゃんとしたサリーの若い人は少ないもんね。
ネパール人、インド系のちょっぴり肌が黒い人もいますが、日本人や韓国人と見間違えるくらい私たちに近い顔の人もいます。そういう人もサリー着てるから、私も現地人と思ったのかな、人民様。
そんな茨の道をかき分けボビのお店に行った時にはせっかく着付けてもらったサリーが見るも無残な姿に。
まずボビが着付け直してくれた。
一緒に写真撮りたかったのに、、、ボビ、この日に限ってパンジャビドレス着てなかった。

そして今日も1つペンダントをオーダーしてボビが作るのを手伝う!(笑)←決して教わってるわけじゃないよ。ボスに知られたら怒られるからね!!



私のスローな作業でも約3時間で完成。あとは糸を切って焼いて固める。

ボビはもっと素敵なクオリティのものをもっと短時間で作る。
この日でボビ先生のマクラメレッスンはおしまい。私はこの翌日カトマンドゥに戻った。
たくさん教えてもらったから最後の日は一緒にご飯を食べに行った。

ネパール料理ダルバット。

ダルは豆。バットはごはん。
ネパールのご飯は日本と同様、お米にダルでできたマサラカレー味のスープがつく。だからダルバット。
そこにいくつかおかずが乗っかる。
たくさんたくさんおしゃべりした。
ボビのお給料はびっくりするくらい少ない。毎日毎日休みなくマクラメを編んでいるのに、いくら売っても月給は変わらないらしい。
ネパールの物価が安いにしてもどうやって暮らしているの?っていうレベルの金額。
そしてそのお給料でボビは幼い2人の妹を養っているという。
レッスン料としてチップを渡そうとしても”あなたは友達だから。”と言って受け取ってくれない。
自分で路上で売った方が儲かるんじゃないかな。。。
そんなことを言ってみたけど、自分で糸や石を仕入れるつてがないらしい。
なんて理不尽な世の中だ。
彼女の夢はマクラメ教室を作ることだって。
だから私は彼女の最初の生徒。
また、会いに行くからね。
次に私が来た時はボスに休みをもらって、彼女の田舎のおうちに一緒に遊びに行く約束をした。
勇気を出して言った、たった一言の言葉、”教えて!!”
そこからこんなに素敵な経験と出会いが広がるなんて思ってもいなかった。
あの時 ”教えて!!” って言った自分、グッジョブ!!
旅の恥はかき捨て。断られて当然。そんな気持ちで言ってみたら失うものは何もないよね。
もっともっと積極的にいこう。図々しいくらいで丁度いい。
ネパールでの出来事一つ一つに私の旅人心が踊りだす。
ネパールに来てよかった。

にほんブログ村
今回の帰国は中央アジアのビザをまとめて取ってしまうため。その他にも色々とやってみたい事があって、日本全国を行ったり来たり。結構忙しくて、実家にいったい何泊できるんだろう。。。
でも、動いてないと落ち着かない!!あー、本気でわたし、社会復帰できるんだろうか、、、。
ビザ進行状況:タジキスタンビザ;オンラインで取得完了!
イランビザ;書類提出中
ウズベキスタンビザ;書類提出中

にほんブログ村
世界一周ブログランキング参加中。1日1回クリック。応援よろしくお願いします。
ふわふわゆっくりと時間が流れ行くポカラ。
朝起きたらまず、チヤ(チャイ)とトゥクパ(ネパールのラーメンみたいなやつ。)。
好きすぎて毎日食べているトゥクパなのですが、ポカラに来てがっかり。
どこで食べてもマサラ味になってしまった、、、。カレーのスパイスが効いていてちょっぴり辛い。
うーん!!!これでもかってくらいなんでもかんでもマサラ味だったインドのレーで初めて食べた時、その優しい味に感動してそれ以来癒しの味だったトゥクパ。、、、ダメなんだよー!!マサラ入っちゃったらただのカレーヌードルなんだよー!!
でもどこにいってもマサラテイストだったから、ポカラの地域的に、トゥクパはマサラ味なんだね。
カトマンドゥに帰ってトゥクパ食べるのがますます楽しみになる。
腹ごしらえしたらお洗濯。

たらいでお洗濯。なんかいいでしょ。
そして、お洗濯が済んだら、私には通う場所ができました。
みなさん覚えていますか?
私はマクラメというナイロンのコードを編んで作るアクセサリー作りにはまっていました。
ウクライナあたりで誰か教えてくれる人いないかなーなんて言ってたら、そういう時に限って必ず出会えるんだよね、できる人。
そこでベーシックなことを教わって簡単なアクセサリーなら作れるようになった。
街なかで手芸屋さん見つけてビーズとか買うのに夢中になってたら、行きたいと思っていた教会が閉まっちゃったり、
満を持してエジプトでお店出して売ってみたら一つも売れないし、ガキんちょに遊ばれて終わったっていう、そんなマクラメ。
ここのところ全然登場してませんでしたが、ずっとずっと持ち歩いていたんですよ。重たいマクラメツール。
オーストラリアで極めようと思ってたんだけどね、ギター買っちゃったんですよ。そうするとしばらくギターにしか目が行かなくなっちゃう単細胞な私。ただのコロコロパックの肥やしになっていたマクラメグッズ、、、。
だけどね、見つけちゃった、ポカラ初日にマクラメ屋さん。
ネパール人の女の子がやっている小さなお店。たくさんのカラフルなマクラメで作られたアクセサリーが飾ってある。
マクラメを作って売りながら旅をしている旅人や、欧米人のヒッピーっぽい子が露店で売っているのは何度か見た事ある。
だけどね、彼女の作品、今まででみたどんなマクラメアーティストの作品よりも仕事が丁寧でかっこいい!!!
ムラがないっていうか、ナイロンの糸だけでできているようには見えない。もっと高級なアクセサリーに見える!!
見たマクラメ心が沸騰!!瞬間湯沸かし器!もうマクラメやりたくてたまらない!!
私が長時間にわたってジロジロ見てるからね、かなり警戒されていたと思う。
でも、私、どうしてもこの人から教えてもらいたいと思った。ちょっとためらったけど、ダメ元で聞いてみた。
”わたしにマクラメ教えて!!授業料払うから!!”
最初しぶっていた彼女。どうやらボスにそういったことは禁止されているらしい。
だけど、”石と糸の色とデザインを選んでオーダーしてくれたら、その場で作るから見てていいよ!!”って言ってくれた。
翌日から、毎日マクラメ屋さんに通う毎日。
作るの見てていいよ!!ってことだけどね、基本的に私にやらせてくれる!!
私は単純な直線なんかは作れるけどね、たくさんの曲線がある凝ったデザインのものは作れない。だけど彼女は頭の中で描いたデザインをそのまま作ることができるんだって。

初日の作品。たくさん手伝ってもらって、たくさんやり直されたところもあったけど、まぁまぁの出来。
何度もなんども実際にやって見せてくれて、そのあと必ず私がある程度しっくりくるまで練習させてくれる。
彼女の名前はボビ。毎日毎日この小さなお店に1人でこもってマクラメアクセサリーを作っているんだって。
いつも孤独だから話す人がいるのは楽しいと、2日目からは私をウェルカムしてくれた。
マクラメを編みながら、一緒にお菓子やモモの出前を食べながらガールズトーク。彼女はむしろそっちが楽しみのようだった。
私も現地の友達ができてとっても嬉しい。
ボビはいつも素敵なパンジャビードレスを着ているからね、宿のママにサリーを借りてサリーを着て彼女の元に向かった。

泊まっている宿から彼女のお店までは歩いて20分ほど。サリーの歩き辛いこと、歩き辛いこと。
まとわりついて大股で歩けないし、段差のたびに裾を踏みそうになる。
明らかに外人の私がサリー着てるのが珍しいのかたくさんの人に声をかけられる。
”ビューティフォー”とか、”フォトフォト!!”とか言って写真撮られたり。
はい、ここでまた人民様です。
なんの一言もなく、私の進路に入り込み真正面から写メってきてなんの一言もなく立ち去っていく。
その数、1人2人じゃない。なんか腹たつんだよね。一言言ってもらえるだけで気分いいのに。
パンジャビードレスの人は多いけど、確かにちゃんとしたサリーの若い人は少ないもんね。
ネパール人、インド系のちょっぴり肌が黒い人もいますが、日本人や韓国人と見間違えるくらい私たちに近い顔の人もいます。そういう人もサリー着てるから、私も現地人と思ったのかな、人民様。
そんな茨の道をかき分けボビのお店に行った時にはせっかく着付けてもらったサリーが見るも無残な姿に。
まずボビが着付け直してくれた。
一緒に写真撮りたかったのに、、、ボビ、この日に限ってパンジャビドレス着てなかった。

そして今日も1つペンダントをオーダーしてボビが作るのを手伝う!(笑)←決して教わってるわけじゃないよ。ボスに知られたら怒られるからね!!



私のスローな作業でも約3時間で完成。あとは糸を切って焼いて固める。

ボビはもっと素敵なクオリティのものをもっと短時間で作る。
この日でボビ先生のマクラメレッスンはおしまい。私はこの翌日カトマンドゥに戻った。
たくさん教えてもらったから最後の日は一緒にご飯を食べに行った。

ネパール料理ダルバット。

ダルは豆。バットはごはん。
ネパールのご飯は日本と同様、お米にダルでできたマサラカレー味のスープがつく。だからダルバット。
そこにいくつかおかずが乗っかる。
たくさんたくさんおしゃべりした。
ボビのお給料はびっくりするくらい少ない。毎日毎日休みなくマクラメを編んでいるのに、いくら売っても月給は変わらないらしい。
ネパールの物価が安いにしてもどうやって暮らしているの?っていうレベルの金額。
そしてそのお給料でボビは幼い2人の妹を養っているという。
レッスン料としてチップを渡そうとしても”あなたは友達だから。”と言って受け取ってくれない。
自分で路上で売った方が儲かるんじゃないかな。。。
そんなことを言ってみたけど、自分で糸や石を仕入れるつてがないらしい。
なんて理不尽な世の中だ。
彼女の夢はマクラメ教室を作ることだって。
だから私は彼女の最初の生徒。
また、会いに行くからね。
次に私が来た時はボスに休みをもらって、彼女の田舎のおうちに一緒に遊びに行く約束をした。
勇気を出して言った、たった一言の言葉、”教えて!!”
そこからこんなに素敵な経験と出会いが広がるなんて思ってもいなかった。
あの時 ”教えて!!” って言った自分、グッジョブ!!
旅の恥はかき捨て。断られて当然。そんな気持ちで言ってみたら失うものは何もないよね。
もっともっと積極的にいこう。図々しいくらいで丁度いい。
ネパールでの出来事一つ一つに私の旅人心が踊りだす。
ネパールに来てよかった。

にほんブログ村