<55カ国目;スワジランド>行く前はちょっとビビった、スワジランド!
- 2016/09/15
- 12:05
現在、一時帰国中。
食べたいものがいっぱい!!

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応援宜しくお願いします。現在36位!!
ヨハネスブルグでも最も治安の悪いエリアにあるタクシー(と言ってもミニバンの乗り合いバス)乗り場から、スワジランンド行きのミニバスに乗る。
幸いスワジランド行きのバスはすぐに見つけることができた。お金を払い席に座って満席になるのを待つ。
アフリカのローカルバスは満席になるまで出発しません。
一瞬で出発する時もあれば、何時間も待って到着が暗くなってしまってからになることもある。
幸い私が行った頃には席の大部分が埋まっていたので30分ほどで出発。
5時間ほどで周囲を南アフリカとモザンビークに囲まれた小国・スワジランドに到着。
昨年、王様の花嫁を探すリードダンスという儀式に向かう少女たちが乗った車が交通事故に遭い若い女性38人が亡くなるという事故が起こり世界中のニュースになった。
なんでもスワジランドでは、未だに王様は絶対!!なんでも王様の言うとおり。2005年に憲法が導入されたものの、王様しかりで変更されることがしばしば。
現在の王様には15人の奥様がいらっしゃり、毎年リードダンスに参加した女性の中から新しい奥様を娶る。
先代の王様にはなんと100人以上の妻がいたのだとか。
そんな王様、スワジランド国内、どこに行っても写真が飾られております。

スワジランドは世界で最も貧しい国の1つ。だけど王様は世界で15番目にお金持ち。
いろいろビクビクしながらたどり着いたスワジランド。

降り立った。バス停。
街はとっても近代的。ショッピングモールもあるし、お寿司屋さんもある。

お店のラインナップは南アフリカやナミビアと同じ。

お寿司頼んだらパンも付いてくるけどね!
街なかの壁の壁画もおしゃれ。


テーマは伝統とテクノロジーの癒合!
立派な図書館もあったし、市民の憩いの公園のようなスペースも。


ベンチにゲームボードが書いてあっておじさんたちが真剣勝負!
貧乏旅行者向けの宿もあって意外とと快適。装飾も可愛い!!しかも結構人気宿。

翌日は予約がとれなくてめっちゃ高いカジノ付きホテルに泊まらざるをえなかった。(ノ_-。)
まずは博物館へ。ニュースになったリードダンスについて知りたかった。
リードダンスーーー。王様が新しい花嫁を選ぶために毎年行われる伝統的な儀式。
この日には国中から若い女性が集まってくる。参加条件は処女であること。
お妃様になると、ロイヤルな生活を送れるほか、一族の生活も保証される。
貧困層が多いスワジランド。リードダンスに参加する少女たちは家族の期待を背負って出かけていく。
そして上半身全裸の姿で葦の棒(リード)を持ち、王様の前で踊りを披露する。


リードダンスと同じくらいスワジランドの代名詞となっているのは、HIV感染率の高さ。
世界第1位、資料によっては2人に1人が感染者と報告されている。
アフリカではHIVの感染は深刻な問題。比較的裕福な南アフリカや、ナミビアではトイレやホテルに無料のコンドームが置いてある。女性用トイレにもあった。私、初めて見た時、箱に入っている石鹸だと思ってたけどね。
そして南アースワジランド国境のイミグレーション窓口。1か所ではなく、すべての窓口にもこれでもかっていうくらい置いてある。

これもぶどうとかイチゴの絵が書いてあるから最初無料配布の栄養価の高いのお菓子かなんかだと思ってた。
南アフリカは多分スワジランドからのHIV流入を食い止めようと躍起なのだ。
というのも、当事者のスワジランド側ではコンドームの無料配布は行われていない。
昔は行われていたようだが廃止されたのだ。
なぜなら、コンドームが普及すると処女性が失われがちになるから。
一夫多妻制で、男性の役割は1人でも多くの女性を妊娠させることであり、女性の役割はたくさんの子供を産むことだと考えられている。
そして先述のリードダンス。リードダンスの期間にはリードダンスに参加する女性だけではなく、たくさんの男性も会場に集まる。
もちろん参加者の若い女性とセックスするため。
私には理解できないのだが、処女とセックスするとHIVが治るという迷信も未だに信じられている。
この負の連鎖が未だに止められない。
そんなわけで国民の平均寿命は男性41歳、女性43歳(2008年)。
ある意味結構怖い国である。
だけど国民はみんな笑顔で、アジア人が珍しいのか必ず挨拶してくれるし、困っていたらすぐに助けてくれる。

路上のチキン弁当やさん。プラスチックの箱にチキンとサラダに、トウモロコシの粉を蒸した蒸しパンとおかゆの間のような美味しくないこの地域の主食が入っている。

市場も活気に満ちていて ”こっちおいでよ!!”って手招きしてくれる。
伝統衣装やさんのおばちゃんも ”リードダンスの衣装着てみなよ!!”


一緒に記念撮影。ダンスに参加する女性はもちろん上半身は何も身につけていない。

伝統医療のコーナーは怪しい雰囲気。謎の粉末や乾燥した植物が並んでいた。

大量のオレンジ。
人々があったかくてとても居心地の良い国だった。
本当に行ってよかった。
世界でも貧しい国の1つって言われるけど、私が行った街はとても綺麗だったし、落ち着いた雰囲気でとても穏やか。ホームレスのように汚い物乞いも1人も見かけなかった。
もちろんぼったくりも一切なし。
だけど、やっぱりたまに頭をよぎってしまう。”この人も感染しているのかな、、、。”
彼らがあの笑顔を失わず、いつまでも健康で暮らせますように。

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ヨハネスブルグでも最も治安の悪いエリアにあるタクシー(と言ってもミニバンの乗り合いバス)乗り場から、スワジランンド行きのミニバスに乗る。
幸いスワジランド行きのバスはすぐに見つけることができた。お金を払い席に座って満席になるのを待つ。
アフリカのローカルバスは満席になるまで出発しません。
一瞬で出発する時もあれば、何時間も待って到着が暗くなってしまってからになることもある。
幸い私が行った頃には席の大部分が埋まっていたので30分ほどで出発。
5時間ほどで周囲を南アフリカとモザンビークに囲まれた小国・スワジランドに到着。
昨年、王様の花嫁を探すリードダンスという儀式に向かう少女たちが乗った車が交通事故に遭い若い女性38人が亡くなるという事故が起こり世界中のニュースになった。
なんでもスワジランドでは、未だに王様は絶対!!なんでも王様の言うとおり。2005年に憲法が導入されたものの、王様しかりで変更されることがしばしば。
現在の王様には15人の奥様がいらっしゃり、毎年リードダンスに参加した女性の中から新しい奥様を娶る。
先代の王様にはなんと100人以上の妻がいたのだとか。
そんな王様、スワジランド国内、どこに行っても写真が飾られております。

スワジランドは世界で最も貧しい国の1つ。だけど王様は世界で15番目にお金持ち。
いろいろビクビクしながらたどり着いたスワジランド。

降り立った。バス停。
街はとっても近代的。ショッピングモールもあるし、お寿司屋さんもある。

お店のラインナップは南アフリカやナミビアと同じ。

お寿司頼んだらパンも付いてくるけどね!
街なかの壁の壁画もおしゃれ。


テーマは伝統とテクノロジーの癒合!
立派な図書館もあったし、市民の憩いの公園のようなスペースも。


ベンチにゲームボードが書いてあっておじさんたちが真剣勝負!
貧乏旅行者向けの宿もあって意外とと快適。装飾も可愛い!!しかも結構人気宿。

翌日は予約がとれなくてめっちゃ高いカジノ付きホテルに泊まらざるをえなかった。(ノ_-。)
まずは博物館へ。ニュースになったリードダンスについて知りたかった。
リードダンスーーー。王様が新しい花嫁を選ぶために毎年行われる伝統的な儀式。
この日には国中から若い女性が集まってくる。参加条件は処女であること。
お妃様になると、ロイヤルな生活を送れるほか、一族の生活も保証される。
貧困層が多いスワジランド。リードダンスに参加する少女たちは家族の期待を背負って出かけていく。
そして上半身全裸の姿で葦の棒(リード)を持ち、王様の前で踊りを披露する。


リードダンスと同じくらいスワジランドの代名詞となっているのは、HIV感染率の高さ。
世界第1位、資料によっては2人に1人が感染者と報告されている。
アフリカではHIVの感染は深刻な問題。比較的裕福な南アフリカや、ナミビアではトイレやホテルに無料のコンドームが置いてある。女性用トイレにもあった。私、初めて見た時、箱に入っている石鹸だと思ってたけどね。
そして南アースワジランド国境のイミグレーション窓口。1か所ではなく、すべての窓口にもこれでもかっていうくらい置いてある。

これもぶどうとかイチゴの絵が書いてあるから最初無料配布の栄養価の高いのお菓子かなんかだと思ってた。
南アフリカは多分スワジランドからのHIV流入を食い止めようと躍起なのだ。
というのも、当事者のスワジランド側ではコンドームの無料配布は行われていない。
昔は行われていたようだが廃止されたのだ。
なぜなら、コンドームが普及すると処女性が失われがちになるから。
一夫多妻制で、男性の役割は1人でも多くの女性を妊娠させることであり、女性の役割はたくさんの子供を産むことだと考えられている。
そして先述のリードダンス。リードダンスの期間にはリードダンスに参加する女性だけではなく、たくさんの男性も会場に集まる。
もちろん参加者の若い女性とセックスするため。
私には理解できないのだが、処女とセックスするとHIVが治るという迷信も未だに信じられている。
この負の連鎖が未だに止められない。
そんなわけで国民の平均寿命は男性41歳、女性43歳(2008年)。
ある意味結構怖い国である。
だけど国民はみんな笑顔で、アジア人が珍しいのか必ず挨拶してくれるし、困っていたらすぐに助けてくれる。

路上のチキン弁当やさん。プラスチックの箱にチキンとサラダに、トウモロコシの粉を蒸した蒸しパンとおかゆの間のような美味しくないこの地域の主食が入っている。

市場も活気に満ちていて ”こっちおいでよ!!”って手招きしてくれる。
伝統衣装やさんのおばちゃんも ”リードダンスの衣装着てみなよ!!”


一緒に記念撮影。ダンスに参加する女性はもちろん上半身は何も身につけていない。

伝統医療のコーナーは怪しい雰囲気。謎の粉末や乾燥した植物が並んでいた。

大量のオレンジ。
人々があったかくてとても居心地の良い国だった。
本当に行ってよかった。
世界でも貧しい国の1つって言われるけど、私が行った街はとても綺麗だったし、落ち着いた雰囲気でとても穏やか。ホームレスのように汚い物乞いも1人も見かけなかった。
もちろんぼったくりも一切なし。
だけど、やっぱりたまに頭をよぎってしまう。”この人も感染しているのかな、、、。”
彼らがあの笑顔を失わず、いつまでも健康で暮らせますように。

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