<41カ国目;パレスチナ>”壁”〜アウシュビッツ、パレスチナ、、、
- 2016/03/25
- 04:35
現在、トルコ・カッパドキア。
宿のおっちゃんがいい人すぎる。
夜行バスを降りて朝8時に着いたのに、チェックインさせてくれて朝ごはんを出してくれた。
そしてお昼頃、わざわざ起こしに来てくれて、なんと昼ご飯まで振舞ってくれるという、、o(;△;)o
お値段なんと1泊5ユーロ、、、わかったよ、おっちゃん。おっちゃんのところからツアー申し込むよ!!

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応援よろしくお願します。
イブラヒムさんのおじさんの家をあとにしてパレスチナいにむかう。チェックポイントまでは路線バスで30分ほど。
チェックポイントはただの通路。何にもない。

イスラエル側からパレスチナ側に行く時は荷物検査もパスポートチェックもない。
途中にいくつか回転扉みたいなゲート。荷物が大きいから越えるの大変。

ヘアピン状の通路を行くだけでパレスチナ側に到着。何もなさすぎてびっくり。
通路を出た瞬間、屋台が出てきて。人々の生活の匂いがする。

そして壁。これは車用のチェックポイント。

チェックポイントから宿までは近かったので歩いて向かうことに。
歩いていると、ん??何だか目と鼻に違和感。鼻に水が入ってしまった時のようにツーンとする。
なんだろう?
とりあえず鼻と口をストールで覆って宿に向かう。
宿のおじさん曰く、催涙ガス。イスラエルからの嫌がらせ。
一緒に屋上に上がって煙を見せてくれた。とても近い。やはり目と鼻が痛くて長時間いる事ができない。

宿のおじさんはしきりに”パレスチナは安全だよ!”ということを私達に伝えてくる。
”大丈夫だよ、わかってます。” パレスチナの人たちと関われば、いい意味でも悪い意味でも恐怖心が解けていく。
宿のおじさんに催涙ガスが近くで上がっているから旧市街へ行くのもタクシーを使ったほうがいいと言われた。旧市街まで歩いてたった20分。タクシーなんて使う距離じゃない。
というか、あまり焦っている様子のない住民たち。日常茶飯事なのかなぁ?こんなんじゃ、窓も開けられないし、洗濯物も外に干せないよね、、、。
本当にただの嫌がらせでしかない。子供のけんかかよ。
外を歩く事ができないので、タクシーをチャーター。町中に散らばるBANKSYの壁画を見て回る。
BANKSYはイギリスの覆面芸術家。世界各国にゲリラ的に社会風刺的ストリートアートを残してくらしい。
詳細なプロフィールは不明。
防護壁のみではなく、本当に街のあちらこちらにちょろっとある。
運転手さんも場所わかってなくて、走りながら歩いている人に聞いている始末。
有名なのはこちら。




このラクダの絵は、この防護壁の前にあるカフェが、サッカー中継を移すためのスクリーンにするため白く塗りつぶしちゃったのだとか。防護壁、自由だな、、、。
もう1箇所、お土産屋さんの中にある壁画を見に行こうとしたものの、お店が閉まっていた。
タクシーから見た光景がこちら。

なんかあったんだね。。。
後日改めて見に行った壁画がこちら。

これ絶対、この落書きがされてからこの店作ったね。入ったらドアを閉められる。何か買わなきゃいけない雰囲気になる。
ちょうど別のお客さんが入ったタイミングで逃亡成功した。
その他、BANKSY以外にもたくさんのメッセージ性のある落書きがいっぱい。

この写真、ちゃんと撮ればよかった。銃を構えるイスラエル兵。その先にいるのは石を投げて応戦するパレスチナ人。

ユダヤの帽子をかぶる男の子の手にはぬいぐるみ。ムスリムの帽子をかぶる男の子には足かせ。

塀で囲まれたクリスマスツリー

壁のない世界。
どこまでも高くそびえ立つ壁。落書き以外にもたくさんのメッセージが貼られている。

実際に目にして驚くのはその壁があまりにも住民の生活エリアにあること。
私は郊外にひっそりとあると思っていた。
イスラエル側は、テロ防止のためだって言うけど、それなら国連が決定した境界線をはみ出す必要があるの?
街のいたるところに銃をもったイスラエル兵。
調べたところによると、パレスチナ側に入植した500人のユダヤ人(イスラエル人)の安全のために、4000人のイスラエル兵が駐在しているとか。
そんなパレスチナ人の住宅地付近で焚かれる催涙ガス。
、、、子供じみた嫌がらせにしか思えない。
紀元前からの複雑な歴史があるにしろ、数百年にわたりパレスチナ人が住んできた土地に帰ってきて出て行けというイスラエル人。
そしてそこに高い壁を築き、閉じ込めているとの同じような状況。
正直、こんな状況、閉じ込められた上に執拗に監視されている生活、
発狂してもおかしくないと思うよ。他人を巻き込むのは良くないけど、爆弾持って死にたくなる境地にまで至る人、いてもおかしくないと思うよ。
私は、ポーランドでアウシュビッツを訪れ、夢にまで出るほど締め付けられるような悲しい気持ちになった。
私がパレスチナで見た壁は、、、同じ歴史が今一度繰り替えられているように見えてならなかった。あの時の被害者の手で。。。

防護壁の前を歩く赤い服の女の子。
私は、この子を見て、映画シンドラーのリストのワンシーンが浮かんで脳裏から離れなかった。
1日も早くこの壁が取り払われますように。

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宿のおっちゃんがいい人すぎる。
夜行バスを降りて朝8時に着いたのに、チェックインさせてくれて朝ごはんを出してくれた。
そしてお昼頃、わざわざ起こしに来てくれて、なんと昼ご飯まで振舞ってくれるという、、o(;△;)o
お値段なんと1泊5ユーロ、、、わかったよ、おっちゃん。おっちゃんのところからツアー申し込むよ!!

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イブラヒムさんのおじさんの家をあとにしてパレスチナいにむかう。チェックポイントまでは路線バスで30分ほど。
チェックポイントはただの通路。何にもない。

イスラエル側からパレスチナ側に行く時は荷物検査もパスポートチェックもない。
途中にいくつか回転扉みたいなゲート。荷物が大きいから越えるの大変。

ヘアピン状の通路を行くだけでパレスチナ側に到着。何もなさすぎてびっくり。
通路を出た瞬間、屋台が出てきて。人々の生活の匂いがする。

そして壁。これは車用のチェックポイント。

チェックポイントから宿までは近かったので歩いて向かうことに。
歩いていると、ん??何だか目と鼻に違和感。鼻に水が入ってしまった時のようにツーンとする。
なんだろう?
とりあえず鼻と口をストールで覆って宿に向かう。
宿のおじさん曰く、催涙ガス。イスラエルからの嫌がらせ。
一緒に屋上に上がって煙を見せてくれた。とても近い。やはり目と鼻が痛くて長時間いる事ができない。

宿のおじさんはしきりに”パレスチナは安全だよ!”ということを私達に伝えてくる。
”大丈夫だよ、わかってます。” パレスチナの人たちと関われば、いい意味でも悪い意味でも恐怖心が解けていく。
宿のおじさんに催涙ガスが近くで上がっているから旧市街へ行くのもタクシーを使ったほうがいいと言われた。旧市街まで歩いてたった20分。タクシーなんて使う距離じゃない。
というか、あまり焦っている様子のない住民たち。日常茶飯事なのかなぁ?こんなんじゃ、窓も開けられないし、洗濯物も外に干せないよね、、、。
本当にただの嫌がらせでしかない。子供のけんかかよ。
外を歩く事ができないので、タクシーをチャーター。町中に散らばるBANKSYの壁画を見て回る。
BANKSYはイギリスの覆面芸術家。世界各国にゲリラ的に社会風刺的ストリートアートを残してくらしい。
詳細なプロフィールは不明。
防護壁のみではなく、本当に街のあちらこちらにちょろっとある。
運転手さんも場所わかってなくて、走りながら歩いている人に聞いている始末。
有名なのはこちら。




このラクダの絵は、この防護壁の前にあるカフェが、サッカー中継を移すためのスクリーンにするため白く塗りつぶしちゃったのだとか。防護壁、自由だな、、、。
もう1箇所、お土産屋さんの中にある壁画を見に行こうとしたものの、お店が閉まっていた。
タクシーから見た光景がこちら。

なんかあったんだね。。。
後日改めて見に行った壁画がこちら。

これ絶対、この落書きがされてからこの店作ったね。入ったらドアを閉められる。何か買わなきゃいけない雰囲気になる。
ちょうど別のお客さんが入ったタイミングで逃亡成功した。
その他、BANKSY以外にもたくさんのメッセージ性のある落書きがいっぱい。

この写真、ちゃんと撮ればよかった。銃を構えるイスラエル兵。その先にいるのは石を投げて応戦するパレスチナ人。

ユダヤの帽子をかぶる男の子の手にはぬいぐるみ。ムスリムの帽子をかぶる男の子には足かせ。

塀で囲まれたクリスマスツリー

壁のない世界。
どこまでも高くそびえ立つ壁。落書き以外にもたくさんのメッセージが貼られている。

実際に目にして驚くのはその壁があまりにも住民の生活エリアにあること。
私は郊外にひっそりとあると思っていた。
イスラエル側は、テロ防止のためだって言うけど、それなら国連が決定した境界線をはみ出す必要があるの?
街のいたるところに銃をもったイスラエル兵。
調べたところによると、パレスチナ側に入植した500人のユダヤ人(イスラエル人)の安全のために、4000人のイスラエル兵が駐在しているとか。
そんなパレスチナ人の住宅地付近で焚かれる催涙ガス。
、、、子供じみた嫌がらせにしか思えない。
紀元前からの複雑な歴史があるにしろ、数百年にわたりパレスチナ人が住んできた土地に帰ってきて出て行けというイスラエル人。
そしてそこに高い壁を築き、閉じ込めているとの同じような状況。
正直、こんな状況、閉じ込められた上に執拗に監視されている生活、
発狂してもおかしくないと思うよ。他人を巻き込むのは良くないけど、爆弾持って死にたくなる境地にまで至る人、いてもおかしくないと思うよ。
私は、ポーランドでアウシュビッツを訪れ、夢にまで出るほど締め付けられるような悲しい気持ちになった。
私がパレスチナで見た壁は、、、同じ歴史が今一度繰り替えられているように見えてならなかった。あの時の被害者の手で。。。

防護壁の前を歩く赤い服の女の子。
私は、この子を見て、映画シンドラーのリストのワンシーンが浮かんで脳裏から離れなかった。
1日も早くこの壁が取り払われますように。

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